2025年“見逃し映画”を配信で!
2025年も気づけば大晦日。慌ただしい1年を振り返れば、話題作から隠れた秀作まで海外映画も豊作の年でした。とはいえ「うっかり見逃していた!」「気づくのが遅かった……」「そもそも地元の劇場ではかからなかった」などなどの理由でスルーしてしまった1本、2本3本、いや10本? があることでしょう。
しかし、いまや多くの作品が各配信プラットフォームで早々に配信されるようになりました。すでに見放題で無料になっているタイトルから、まだ有料レンタルの準新作もありますが、年末年始という名の大型連休こそ気になっていた作品をイッキ観する絶好のチャンス!
ということで、2025年上半期(1~6月)に公開された海外映画のタイトルをざっとリストアップ。すべての作品は挙げられませんでしたが、鑑賞の参考にしていただければ幸いです。もちろん7月以降公開の作品はまだ劇場でかかっている可能性もあるので、ぜひお正月も映画館に行きましょう!
『ビーキーパー』
アメリカの片田舎で静かな隠遁生活を送る養蜂家。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺にかかり、全財産をだまし取られた末に自ら命を絶ってしまう。詐欺組織への復讐を誓った養蜂家は、かつて所属していた世界最強の秘密組織“ビーキーパー”の力を借り、怒涛の勢いで事件の黒幕へと迫っていく。その先に立ちはだかるのは、この国では絶対に誰も手が出せない最高権力の影。それでも養蜂家は何も恐れず前進し、社会の秩序を破壊する害虫どもを完膚なきまでに駆除し続ける。そしてついに、彼が辿り着いた最大の“悪の巣”とは――?
『#彼女が死んだ』
他人の家に侵入することが趣味の不動産公認仲介士、ク・ジョンテは、インフルエンサーのハン・ソラの家に入り込む。だが、ある日彼女が死んでいる姿を発見。何者かに脅迫され刑事の捜査が迫るなか、ジョンテはソラのSNSを通じて真犯人を探そうとするが…。
『アンデッド/愛しき者の不在』
現代のオスロ。息子を亡くしたアナとその父・マーラーは悲しみに暮れていた。墓地で微かな音を聞いたマーラーは墓を掘り起こし、孫の体を家に連れて帰る。アナは帰還した息子と山荘で暮らし始めるが、最愛の息子は瞬きや呼吸はするものの、言葉を発さず…。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
20代のドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選ぶ冷酷な男だ。そんなコーンがトランプを気に入り、〈勝つための3つのルール〉を伝授し服装から立ち居振る舞いまで洗練された人物へと仕立てあげる。やがてトランプはいくつもの大事業を成功させていくのだが、コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく……。
『おんどりの鳴く前に』
ルーマニア・モルドヴァ地方の静かな村の中年警察官イリエ。野心を失い鬱屈とした日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながら、ひっそりと第2の人生を送ること。しかし平和なはずの村で惨殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く、衝撃の結末とは―。
『リアル・ペイン ~心の旅~』
かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠となっていた従兄弟同士、デヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会した。亡くなった最愛の祖母を偲んで、彼女の故郷ポーランドを旅するためだ。参加した史跡ツアーでの新たなる出会い。旅の先々で揺れ動く感情。正反対の性格ながら互いに求める“境地”は重なり合う、そんな2人がこの旅で得たものとは?
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代だったドニーは兄とデュオを結成し、父が自作したスタジオでそのアルバムを作ったが、世間からは見向きもされなかった。それから約30年の月日がたち…。
『愛を耕すひと』
18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルは自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや、家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスと出会い、家族のように心を通わせていく。
『聖なるイチジクの種』
市民による政府への反抗議デモで揺れるイラン。国家公務に従事する一家の主・イマンは護身用に国から一丁の銃が支給される。しかしある日、家庭内から銃が消えた──。 最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの目は、妻、姉、妹の3人に向けられる。誰が?何のために?捜索が進むにつれ互いの疑心暗鬼が家庭を支配する。そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす──。
『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』
ヨルダン川西岸地区のマサーフェル・ヤッタで生まれ育ったパレスチナ人の青年バーセルは、イスラエル軍の占領が進み、村人たちの家々が壊されていく故郷の様子を幼い頃からカメラに記録し、世界に発信していた。そんな彼のもとにイスラエル人ジャーナリスト、ユヴァルが訪れる。非人道的で暴力的な自国政府の行いに心を痛めていた彼は、バーセルの活動に協力しようと、危険を冒してこの村にやってきたのだった。同じ想いで行動を共にし、少しずつ互いの境遇や気持ちを語り合ううちに、同じ年齢である2人の間には思いがけず友情が芽生えていく。しかしその間にも、軍の破壊行為は過激さを増し、彼らがカメラに収める映像にも、徐々に痛ましい犠牲者の姿が増えていくのだった―。
『リボルバー』
警察内の汚職スキャンダルに巻き込まれた刑事スヨンは、恋人の罪を被る見返りに大金をもらう“約束”をし、服役する。しかし出所した彼女の前には誰も現れなかった…誰が裏切った!?裏切り者に必ず約束を果たさせるためスヨンはリボルバーを手に、人生を取り戻すためたった一人で決死の闘いに身を投じていく…。登場人物は全員悪人、観る者は誰が敵で味方なのかもわからないスリリングなストーリー展開に観る者全てが引き込まれていく。
『ケナは韓国が嫌いで』
ソウル郊外の小さな団地で家族と暮らす28歳の会社員ケナは、生まれ育った韓国に嫌気がさしている。片道2時間もかかる通勤に単調な仕事、労働者階級の家族や長年交際している恋人の裕福な実家との軋轢ーーーそんな日々にうんざりし、見えない将来への不安を抱いている。「自分には落ち度がないはずなのに、ここでは幸せになれない」。ケナは一念発起し、“未来ではない今この瞬間の幸せ”を求め、単身ニュージーランドへと移り住む。そこでかけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは自分の居場所を見つけていく。
『フライト・リスク』
現場復帰したばかりのハリス保安官補は、重要参考人ウィンストンを、アラスカからニューヨークまで航空輸送する機密任務に就く。初顔合わせとなったベテランパイロットのダリルは、陽気な会話でハリスの緊張をほぐしていく。離陸した一行が乗る機体は、壮大なアラスカ山脈上空10,000フィートまで上昇。ウィンストンに証言をさせる裁判開始までのタイムリミットが気になるハリスだが…。
『ロングレッグス』
1990年代半ば、オレゴン州。FBI支局に勤める新人捜査官のリー・ハーカーは並外れた直感力を買われ、重大な未解決事件の担当に抜擢される。ごく平凡な家族の父親が妻子を殺害したのち、自ら命を絶つ。そのような不可解な殺人事件が過去30年間に10回も発生していた。いずれの現場にも侵入者の痕跡はなく、“ロングレッグス”という署名付きの暗号文が残されていたのみ。“ロングレッグス”とは一体何者なのか。真相に迫ろうとするハーカーは暗号文を解読し、事件にある法則を見出すが、その正体も行方も依然としてつかめない。だがやがてハーカーの過去とロングレッグスの意外な接点が浮上し、事件はさらなる恐ろしい事態へと転じていくのだった…。
『ジェリーの災難』
1970年代に台湾から渡米し、成功することを夢見てきたジェリー。40年間続けてきた仕事をリタイアし、妻とは離婚。息子とも離れて、ひとりで暮らしていた。ある日、そんな彼に中国警察から国際的なマネーロンダリング事件の容疑者になっていると電話が…。
『1980 僕たちの光州事件』
1980年5月17日。チョルスの祖父は念願だった中国料理の店をオープンさせる。父親はどういうわけか家にいないけれど、チョルスの大好きな幼馴染のヨンヒや優しい町の人たちに祝福されて、チョルスと家族は幸せに包まれていた。しかし輝かしい未来だけを夢見る彼らを、後に「光州事件」と呼ばれる歴史的悲劇が待ち受けていた。
『アンジェントルメン』
第二次世界大戦中、独ナチス軍の猛攻により英国は窮地に追いこまれていた。ガス少佐(ヘンリー・カヴィル)は特殊作戦執行部に召喚され、ガビンズ‘M’少将とその部下イアン・フレミングから任務を言い渡される。「英国軍にもナチスにも見つからず、北大西洋上のUボートを無力化せよ――」“イカれた”メンバーを集め漁師を装い船で現地へと向かうガス。潜入工作員のマージョリー、RHらとともに作戦決行に向け準備を進めるが、予想だにしない展開により事態は暗礁へと乗り上げてしまい……。
『シンシン/SING SING』
無実の罪でシンシン刑務所に収監されているジョン・“ディヴァインG”・ウィットフィールドは、更生プログラムの演劇に生きる目的を見いだしていた。そんななか、周囲から恐れられるクラレンス・“ディヴァイン・アイ”・マクリンがグループに参加するが…。
『ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男』
1933年のヒトラー首相就任から1945年にヒトラーが亡くなるまでの間、プロパガンダを主導する宣伝大臣として、国民を扇動してきたヨーゼフ・ゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人の一掃と侵略戦争へと突き進むヒトラーから激しく批判され、ゲッベルスは信頼を失う。愛人との関係も断ち切られ、自身の地位を回復させるため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作、大衆を扇動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画し、国民の熱狂とヒトラーからの信頼を再び勝ち取るゲッベルス。独ソ戦でヒトラーの戦争は本格化し、ユダヤ人大量虐殺はピークに達する。スターリングラード敗戦後、ゲッベルスは国民の戦争参加をあおる“総力戦演説”を行う。しかし、状況がますます絶望的になっていく中、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す最も過激なプロパガンダを仕掛ける。
『プロフェッショナル』
1970年代のアイルランド。血塗られた過去を捨て去りたいと願う暗殺者フィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は、正体を隠し、海辺の田舎町で静かに生きていた。だが、引退を決意した矢先、凄惨な爆破事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派が町に逃げ込んでくる。さらに、ある出来事が彼の怒りに火をつけ、テロリストとの殺るか殺られるかの壮絶な戦いが幕を開ける。避けられぬ宿命に導かれるように、フィンバーは過去に決着をつけるため、最後の死闘に身を投じる――。
『哭戦 オペレーション・アンデッド』
1941年、第二次世界大戦中。戦火は世界各地に広がり、中立国であるタイ南部・湾岸の村でも、有事に備え少年までもが兵士として訓練を受けていた。そんな状況下だったが、伍長のメークは恋人ペンとの間に子供を授かり、束の間の幸せを噛み締めていた。しかし、多数の戦艦を率いて日本軍が村に上陸して来てから、事態は一変する。メークの弟でまだ幼いモークをはじめ、少年兵たちが日本軍との戦いに駆り出される。タイ政府は日本政府と友好的に交渉をしようと試みるが、一方で日本軍は“ある生物兵器”をタイに持ち込んでいた。それは、禁断の実験によって生み出された、殺しても立ち上がる“不滅の兵”だった―。
『KIDDO キドー』
ママがやって来る!児童養護施設で暮らす11歳の少女ルーのもとに、長年離れ離れだった母親カリーナから突然連絡が入る。自称ハリウッドスターのカリーナは、ルーの憧れの存在。再会を喜ぶルーを勝手に施設から連れ出したカリーナは、「ポーランドのおばあちゃんのところへ行く」とルーに告げる。カリーナにはルーとずっと一緒にいるための、ある計画があったのだ。「私たちはボニーとクライド。人生はゼロか100かよ、お嬢ちゃん」。ルーは破天荒な言動を見せるカリーナに戸惑いながらも、母親と一緒にいたいという思いでついていく。一方、児童養護施設からはルーの行方を心配する電話が鳴りやまない…。オンボロのスポーツカーに乗ってポーランドを目指すルーとカリーナの逃走劇が始まる。
『ロザリー』
生まれた時から多毛症に悩まされるロザリーは、その特別な秘密を隠して生きてきた。田舎町でカフェを営むアベルと結婚し、店を手伝うことになった彼女は「ひげを伸ばした姿を見せることで、客が集まるかもしれない」と考え、アベルに持ちかける。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。
『ガール・ウィズ・ニードル』
第一次世界大戦後のコペンハーゲン。貧しいお針子のカロリーネは勤め先の工場長と恋に落ちるも、捨てられた揚げ句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女は、もぐりの養子縁組斡旋所を経営し、望まれない子供の里親探しを支援する女性・ダウマと出会う。
『サスカッチ・サンセット』
北米の鬱蒼とした森に生きる4頭のサスカッチ(ビッグフット)。群れにはトップの雄・アルファオス、つがいの雌とその子供、もう1頭の雄がいた。本能で生きる彼らの生命は、波乱に満ちている。春、森で毒キノコを食べたアルファオスは錯乱状態となり…。鬼才、アリ・アスターが製作総指揮を務め、全編せりふなし&サスカッチ視点で、UMAの生態を描く。名優、ジェシー・アイゼンバーグが本能のままに生きるサスカッチを熱演。
『ネファリアス』
精神科医ジェームズは、死刑執行予定の連続殺人犯エドワードの精神鑑定を行うため、刑務所に向かっていた。前任の医師フィッシャーは、エドワードの精神鑑定の結果を提出する前に自死。今、 “殺人鬼” の生死は、ジェームズの鑑定結果が握っている。独房でエドワードと対面したジェームズは、その殺人鬼の様子がかなり異様であることに気が付く。彼は、自分がネファリアスという “悪魔” であるとジェームズに打ち明け、「お前は今日、3件の殺人を犯す」と告げるのだった――。暗黒の福音を世界に伝える役目として、ジェームズを選んだという悪魔ネファリアス。彼との対話を続けるうちに、医師が抱える秘密が、次第に明らかにされていく……。
『ダーティ・マネー』
兄弟のように仲の良い刑事のミョンドゥクとドンヒョクは、中国マフィアが資金洗浄のために大金を本国に密輸するという情報を偶然入手する。ミョンドゥクは病気の娘の治療費を稼ぐため、ドンヒョクはギャンブルの借金返済のため、追跡不可能な大金の強奪を企てるが、邪魔が入り計画は失敗、さらには銃撃戦で大勢の死者が出る。刑事として自身の犯した事件を捜査することとなった二人は必死に誤魔化そうとするが…。
『We Live in Time この時を生きて』
新進気鋭の一流シェフ・アルムートと、離婚して失意のどん底にいたトビアスが恋に落ちる。自由奔放なアルムートと慎重派のトビアスは、何度も危機を迎えながらも娘が生まれ、家族になる。そんななか、アルムートの余命がわずかだと知った2人は…。
『Mr.ノボカイン』
生まれつきどんな痛みも感じない体を持つ男、Mr.ノボカイン。銀行員としてごく普通の人生を歩んできた彼はある日、大切な女性を銀行強盗の人質に取られてしまう。“戦闘力ゼロ”のノボカインが彼女を助けるために使える武器は、“痛みゼロ”の体だけだった!
『秘顔-ひがん-』
婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ――。指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもあるスヨンの失踪に動揺していた。結婚と大切な公演を控えた今、なぜスヨンは姿を消したのか。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。大雨の夜、2人は、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた――。(R18)
『罪人たち』
1930年代の信仰深いアメリカ南部の田舎町。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷で一攫千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽をふるまう、この世の欲望を詰め込んだようなダンスホールだった。オープン初日の夜、多くの客たちが宴に熱狂する。ある招かざる者たちが現れるまでは…。最高の歓喜は、一瞬にして理不尽な絶望にのみ込まれ、人知を超えた狂乱の幕が開ける。果たして兄弟は、夜明けまで、生き残ることが出来るのか――。