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「賛否両論が激しすぎ」「むしろ期待値が爆上がり」前代未聞のUMA映画『サスカッチ・サンセット』の衝撃

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「賛否両論が激しすぎ」「むしろ期待値が爆上がり」前代未聞のUMA映画『サスカッチ・サンセット』の衝撃
『サスカッチ・サンセット』Copyright 2023 Cos Mor IV, LLC. All rights reserved
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サスカッチ~ビッグフット映画の系譜

米オレゴン州を旅したことがあれば、毛むくじゃらの巨大な猿人の姿(木像や壁画、お土産のキーホルダーなど)をよく見かけたことだろう。19世紀にその存在が知れ渡る以前から語り継がれていた、謎の生き物「サスカッチ(別名:ビッグフット)」だ。自然豊かな米北西部で頻繁に目撃され、その名はアメリカ先住部族の言葉に由来しているという。

ヒトと類人猿をつなぐミッシングリンクとされ、有名な未確認生物(UMA)であり、いまやポップカルチャーのアイコンでもあるサスカッチ。約100万年前の地球にいた大型類人猿ギガントピテクスの生き残りという説もあるが、多くの映画作品でその存在が描かれてきた、いわば名優でもある。

サスカッチ映画は、着ぐるみコメディ『ハリーとヘンダスン一家』(1987年)や、アニメ『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』(2019年)などほのぼのした作品よりも、やはり『恐怖の雪男』(1957年)や『ザ・コング』(2005年)のようなホラー/スリラーが多い。意思を持つ未確認生物だけあって、ひと味違う恐怖を生み出せるスター俳優だ。

そんなサスカッチの最新映画が、あのアリ・アスターが製作総指揮を務めた『サスカッチ・サンセット』。しかもA24配給ということで嫌な予感、もといゾクリとしつつも期待を寄せていた映画ファンは多いだろう。さらに主演は、いまやアカデミー賞ノミネート監督/脚本家となった個性派俳優の筆頭、ジェシー・アイゼンバーグ。もちろん主演とは、つまり“サスカッチ役”だ!

『サスカッチ・サンセット』Copyright 2023 Cos Mor IV, LLC. All rights reserved

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『サスカッチ・サンセット』

北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床をつくり、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことになる。果たして彼らが辿る運命とはー

監督:デヴィッド・ゼルナー&ネイサン・ゼルナー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ(『ソーシャル・ネットワーク』)、ライリー・キーオ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
製作:アリ・アスター(『ミッドサマー』『ボーはおそれている』)
音楽:The Octopus Project

制作年: 2025