まるで「A24×MCU」な衝撃と感動!? カンバーバッチの映画会社が贈る話題作『We Live in Time』
制作はB・カンバーバッチ率いる映画会社!『We Live in Time』
アカデミー賞作品賞ノミネート作『ブルックリン』のジョン・クローリー監督最新作にして、時代の最先端を走るスタジオA24が北米配給権を獲得した話題作『We Live in Time この時を生きて』が、6月6日(金)より全国公開となる。
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
『ミッドサマー』や『サンダーボルツ*』のフローレンス・ピューと、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが豪華共演を果たした本作。昔ながらのラブストーリーに刺激的な新しい試みを加えつつ、真正面から〈愛と感動〉を描いた物語の北米配給権を獲得したのは、ご存知A24。さらにSNS上で大バズりした“馬ミーム”でも話題を呼んだ、今年屈指の注目作だ。
Love at first neigh. Almut & Tobias Meet Cute Tee and Carousel Horse Tee are here. https://t.co/EK1iAjKnlb pic.twitter.com/0fIPtfBTmV
— We Live In Time (@weliveintimemov) October 23, 2024
そんな本作の制作を手掛けた<サニーマーチ>は、名優ベネディクト・カンバーバッチが立ち上げた映画会社。つまり、本作は『サンダーボルツ*』×『アメイジング・スパイダーマン』×『ドクター・ストレンジ』という夢のコラボレーションが実現したとも言える(?)映画なのだ。
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
カンバーバッチはプロデューサーのアダム・アクランドらとともに、2013年にサニーマーチを設立。これまでは主に自身の出演作を中心に、『クーリエ:最高機密の運び屋』(20)、『モーリタニアン 黒塗りの記録』(21)、『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』(21)、『The End We Start From(原題)』(23)などの制作に関わってきた。また、2025年にはカンバーバッチとオリヴィア・コールマンが共演した『The Roses』の公開が控えている。
Get ready @TIFF_NET – Louis Wain and his cats are coming!
We are excited to announce that Will Sharpe’s The Electrical Life of Louis Wain, starring Benedict Cumberbatch and Claire Foy, will have a special gala presentation at the 2021 Toronto Film Festival. pic.twitter.com/iIX5Y5heY2
— SunnyMarch (@SunnyMarch_) July 21, 2021
監督&脚本家が語る「サニーマーチとの映画制作」
これまでもエグゼクティブ・プロデューサーとして、いくつかの出演作にクレジットされてきたカンバーバッチだが、『We Live in Time この時を生きて』は、サニーマーチが制作に関わった作品としては珍しく、カンバーバッチが出演していない作品だ。
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
ジョン・クローリー監督によると、本作の企画はサニーマーチが脚本家のニック・ペイン(『ベロニカとの記憶』、『愛しい人から最後の手紙』)に脚本の執筆を依頼したことから始まったという。企画の経緯について、クローリー監督は次のように語っている。
サニーマーチとの仕事は素晴らしかったです。最初に彼らがニックに脚本を依頼したんです。もともとニックは彼らのために別の作品の脚色をしていたのですが、ある時「もうこれ以上は進められない」と感じたそうです。
そこで彼は別のアイデアを提案しました。すると、彼らは「じゃあ、それを書いてみて」と言い、ニックは新たに執筆を始めました。そして、彼が脚本の草案を書き上げ、それが彼らの手に渡ると、すぐに私のもとへ送られてきました。
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
サニーマーチが本作の監督にジョン・クローリーを選んだのも必然で、クローリー監督とペインは過去にロンドンの劇場<ドンマー・ウエアハウス>で上演した「The Same Deep Water as Me」で、戯曲家と演出家として仕事をした経験があったからだ。
その後もクローリー監督とペインは何度か他のプロジェクトについて話す機会があったようで、ようやく本作で再び仕事をする機会を得られたという。クローリー監督は脚本を読んだときのことを、「読んだ瞬間から完全に引き込まれました。そして読み終えたとき、そうか、自分はこれから1年半、これをやって過ごすんだなと思いました」と回想している。
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION