愛と欲望が交錯し壊れていく…衝撃のノワールロマンス 谷崎潤一郎原案『お艶殺し』が長編映画化!

愛と欲望が交錯し壊れていく…衝撃のノワールロマンス 谷崎潤一郎原案『お艶殺し』が長編映画化!
©2026「お艶殺し」パートナーズ

耽美と官能の作家として知られる文豪・谷崎潤一郎が2026年に生誕140年を迎える。これを記念して、「TANIZAKI Reimagined」と題し人間の欲望や倒錯、フェティシズムを冷静な筆致で描いた2作品の原案が長編映画化。5月15日(金)より『JOTARO』(原案:「饒太郎」)、5月29日(金)より『お艶殺し』が公開される。このたび、『お艶殺し』の本予告とポスタービジュアルが解禁となった。また、三河悠冴、直木レミ、松尾潤、十城義弘監督からコメントが到着した。

谷崎潤一郎生誕140年記念作品「TANIZAKI Reimagined」

日本近代文学を代表する作家・谷崎潤一郎。耽美と官能の作家として知られる一方で、人間の欲望や倒錯、フェティシズムを冷静な筆致で描いた作品も数多く残している。本作の原作である「お艶殺し」は、谷崎潤一郎初期作品のひとつ。男の弱さと女の存在が絡み合う中で、愛と執着は次第に歪み、やがて暴力へと転じていく過程が、静かに、しかし容赦なく描き出されている。

出演は、映画『Cloud クラウド』やNetflix「今際の国のアリス シーズン3」に出演し注目を集める演技派・三河悠冴。そして、ドラマ「先生さようなら」の直木レミ、映画『レッドブリッジ』『6人ぼっち』の松尾潤の期待の若手俳優が出演。そのほか、数多くの作品に出演する名バイプレイヤーのカトウシンスケらが脇を固める。今年生誕140年を迎える谷崎潤一郎の作品を「TANIZAKI Reimagined」と題して長編映画化。春が翳る頃、静かに歪んだ欲望が息づく谷崎の世界へと誘う—。

愛と欲望が交錯し壊れていく…衝撃のノワールロマンス

主人公の阿部新助(三河悠冴)が、刑期を終えて出所するワンシーンから始まる予告映像。住処のない新助は住み込みの仕事を始めたところで、幼馴染で親友の徳井三太(松尾潤)、そして本作のヒロインでありかつての恋人・柳田艶(直木レミ)と再会する。新助は、まだ艶に想いを寄せていたが、艶は三太と付き合っていた。新助の想いを知らない三太は、新助に「艶を幸せにしたい」と口にし、新助に窃盗を手伝ってほしいと持ちかける。三太がなにかよくないことをしていることに勘づいていた艶は、新助に「別れたい。」と思わず漏らし、ふたりは結ばれる。新助は三太に気持ちを打ち明けるも、雨の中激しい争いとなり、新助の手にあったナイフが…。

それでも、新助の艶に対する感情は止まらず、酒に溺れ、周りの者を巻き込み壊していく。一方、艶は「流されるだけじゃない。こっちが使ってやるんだ」と欲望を見せ、壊していく—。

©2026「お艶殺し」パートナーズ

©2026「お艶殺し」パートナーズ

©2026「お艶殺し」パートナーズ

<コメント>

三河悠冴
「お艶殺し」は江戸時代の商家の奉公人新助と、主人の娘お艶の、駆け落ちと墜落を現代に置き換えた作品です。脚本を読んだ時、元々気が弱かった新助が次第に豹変し、悪事に染まっていく葛藤や、お艶への真っ直ぐだったはずの思いが、どんどん利己的になっていく様に引き込まれ、悪だと分かっていながらも、そこには近づいてはいけないと分かっていながらも、深層心理で惹かれている。そんな部分が自分の中にもある事に気付きました。どうか映画館で見ていただけたら嬉しいです。

直木レミ
人は誰でも、周囲から「こうあってほしい」と望まれる姿に、無意識に自分を寄せている部分があると思います。谷崎作品の女性は、そうした周囲の願望に応えることに長けた存在として描かれているように感じました。原作や脚本を読んだとき、艶もまた、自主性があるように見えて、実は他者の理想に応え続けてきた女性なのではないかと思いました。だから彼女を「悪女」という記号にはしたくなくて、彼女の味方でいようと思いながら演じました。不器用なりに、撮影期間中は模索し続ける日々でしたが、ヒリヒリとした痛みや切なさ、どこか滑稽さも含めて、とても魅力的な作品になったと思います。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。

松尾潤
何故ここまで堕ちてしまったのか。一体どこまで行けば底は見えてくるのか。どこから間違えたのか。そもそもこれは間違いなのか。明日は我が身かもしれない。そんな事を考え、噛み締めながら、撮影の日々を送りました。社会から、かけ離れていく彼らの行く末を、劇場で見届けていただけたら幸いです。

十城義弘監督
学校指定の通学路を避けて近道を⾏くと、ピンク映画館、ヤクザの親分の家だと噂していた豪邸、朝から道端で寝ているオジサン、勉強より⾯⽩いものが並んでいた。幽霊、宇宙⼈、暗闇、エロ、怪しくて怖いものが好きだった。J R総武線に揺られて、遅刻を気にしながら読む⾕崎潤⼀郎もその⼀つ。「お艶殺し」は⾕崎諸作品の例に漏れず、最悪を更新し続ける新助と、欲求に真っ直ぐなお艶の暗い話で、⾼校⽣の頃に戻ったかのようにワクワクをしながら撮影した。あの時の⾃分が怪しいと思える映画になっていたら。

©2026「お艶殺し」パートナーズ

『お艶殺し』は5月29日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

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