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櫻井佑樹と髙松アロハが「尊さ」を実感!? BLドラマ『4月の東京は…』の“初”尽くし&ほっこり撮影エピソード

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ライター:#加賀谷 健
櫻井佑樹と髙松アロハが「尊さ」を実感!? BLドラマ『4月の東京は…』の“初”尽くし&ほっこり撮影エピソード
櫻井佑樹 髙松アロハ
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「ここまで尊い世界があるんだ」

―お二人は、『HiGH&LOW THE WORST X』にそれぞれ出演されていますよね。

櫻井:そうなんです。でも、撮影現場では顔を合わせていません。

髙松:面白いよね。それで、今回の共演がお互いに初主演だなんて。

―お互い以前からご存知ではあったんですか?

櫻井:『4月の東京は…』への主演が決まり、『HiGH&LOW THE WORST X』に出演していたことをマネージャーさんから聞きました。あの作品はものすごくたくさんの方が出演されてますから、鑑賞中は気づかなかったんです。

―MBSの「ドラマシャワー」枠では、主演する俳優のお二人が、他の現場で実はニアミスしていることが多いですよね。

髙松:確かに。運命でしたね(笑)。

―お二人の関係性、何だか尊いですね。ハルさんによる原作は、累計25万部を売り上げ、読者から「尊さ100%」の呼び声が高い作品です。この“尊さ”という感覚は、BL作品に限らず、近年の恋愛ドラマにとってとても重要なワードです。日常生活の中で、「これ、尊い!」というような瞬間はありますか?

櫻井:“尊い”って、どういう感覚なんでしょうか。難しいですよね。でもきっと、原作を読んだ方のご感想が「尊さ100%」ということは、日常だとあまり感じられない特別なものを感じられる、ということではないでしょうか。

髙松:僕も“尊い”は、2次元的なものだと思っています。なかなか私生活では感じられない感覚ですよね。自分では気づいていないことなのかもしれません。

―では原作をお読みになって、これが「尊い世界」なんだな、と?

髙松:ここまで尊い世界があるんだ! と思いました。

櫻井佑樹 髙松アロハ

「初めての“わしゃわしゃ”を撮られました(笑)」

―第1話は、「東京は、俺にとっては懐かしいところだ」という和真のモノローグから始まります。櫻井さんのどんな表情が重ねられるのか、ワクワクする冒頭です。多くのBLドラマでモノローグが重要な効果を生んでいます。初主演作品の、この出だし。櫻井さんは、どんな気持ちをモノローグに込めましたか?

櫻井:モノローグは、監督とやりとりをしながら、長い時間をかけて録りました。やはり一発目の言葉ですから、特に重要ですよね。

あの時点では、まだ蓮に会えていない。しかも、なぜいなくなったのかも分からない。そして、まさか蓮に会えるなんて思ってもいないわけです。会社に入社してから蓮に気づく前の場面なので、この辺りの和真の心情を考えました。彼と会うことを想像もしていない状況の言葉として、10年前の過去を抱えつつ、そこから10年後の今、発する言葉はどういう気持ちなんだろう? と。

ドラマの最後にも同じようなモノローグがあるんですが、最初と最後では全然意味が違います。なので、ただただ悲しいトーンではおかしいんです。そのように自分の中で試行錯誤したものが、監督の考えと一致し、OKが出ました。

櫻井佑樹 髙松アロハ

―モノローグ録りは、撮影がオールアップした後ですか?

櫻井:そうなんです。だから難しさもありました。

―“一番最初の気持ち”に戻さなくてはなりませんもんね。

櫻井:モノローグの録り方も面白かったんです。一度すべて通しで録り終わってから、最初の2行だけを最後に録りました。すると、これが功を奏したんです。

―対する蓮は、10年ぶりの再会場面で、中学時代のように和真の頭を撫で回すという、まさに尊い場面だと思います。繊細さと大胆さがコントラストをなす再会の場面で、髙松さんはどんなことを意識しましたか?

髙松:地元の友人と久々に会った感覚です。監督にもそうアドバイスをいただきました。とはいえ、そうした感情を隠さなくてはいけない部分もあり、難しかったです。犬を“わしゃわしゃ”するように和真を撫でるわけですが、櫻井くんは髪色が似ていますよね(笑)。

実際、久しぶりに会った友人にもそんなことはやったことがないんですが、今回“初めてのわしゃわしゃ”を撮られました(笑)。

©「4月の東京は…」製作委員会・MBS

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『4月の東京は…』

10年ぶりにアメリカから帰国した滝沢和真は、新入社員として入社した広告代理店で中学時代の親友、そして初めての相手である石原蓮と再会する。
思いがけない展開に盛り上がる和真、だが蓮はなぜかそっけない態度で中学時代の話題を避けようとする。
そんな中、ある夜2人は再び関係を持ってしまい──!?

監督:石橋夕帆 本田大介 岸田雅喜
脚本:三津留ゆう 石橋夕帆

原作:ハル(「「4月の東京は…」大洋図書 刊)

出演:櫻井佑樹(劇団 EXILE) 髙松アロハ(超特急)
   古川毅 綾乃彩
   岡部尚 中山慎悟

音楽:松尾真之介 
オープニング主題歌:あたし「イベリス」(SDR)
エンディング主題歌:林 和希「One Day」(LDH Records)

制作年: 2023