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テレ東「午後ロー」で放送『ハンニバル』のトリビアまとめ! レクター博士には実在のモデルが? ハンニバル役の第一候補だった意外な俳優とは!? 視聴前に総復習!!

テレ東「午後ロー」で放送『ハンニバル』のトリビアまとめ! レクター博士には実在のモデルが? ハンニバル役の第一候補だった意外な俳優とは!?  視聴前に総復習!!
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アンソニー・ホプキンス主演作『ハンニバル』が、2022年7月27日(水)13時40分よりテレビ東京「午後のロードショー」で放送される。ハンニバル・レクター博士の実在したモデルや、ハンニバル役の第一候補に挙がっていた意外な俳優など、ハンニバル・レクター博士のトリビアをまとめたぞ!!

『羊たちの沈黙』(1988年)の作者、トマス・ハリスの同名ベストセラーを『ブレードランナー』(1982年)のリドリー・スコット監督が映画化。本作は、レクター博士は前作に続きアンソニー・ホプキンスが、そしてFBI特別捜査官クラリスはジョディ・フォスターに代わりジュリアン・ムーアが演じている。あの惨劇から10年、レクター博士からクラリスに1通の手紙が届く。そこには「クラリス、いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか教えたまえ」と記されていた……。今も伝説的な存在として語り継がれ、インパクト満点の猟奇的なハンニバル・レクター博士にはどんな撮影秘話があったのか!? トリビアをご紹介したい。

『羊たちの沈黙』『ハンニバル』にまつわる3つのトリビア

ハンニバル・レクター博士は実在の殺人鬼がモデル!!

原作者のトマス・ハリスが1960年代初めに出会った、殺人鬼のアルフレド・バリ・トレビーニョが、ハンニバル・レクター博士のモデルだったことが明かされている。その当時、ジャーナリストだったハリスはある殺人事件の取材でメキシコに出向いた。ハリスは、取材直前に脱獄を試みて負傷した囚人のディクス・アスキュー・シモンズとインタビューすることになった。そして、負傷したシモンズを救い、刑務所で医者として勤めているというサラザール博士とも話をすることになった。

ハリスが出会ったサラザール博士は、刑務所の職員と思われる人物でハリスに逆取材を始めたという。彼の質問と物腰は驚くほど鋭く、まさにドクターという呼び名を体現していたという。シモンズの犠牲者に関するサラザール博士の考えは、知的であると同時にぞっとさせるものだった。ハリスは取材の後に「今度テキサスに来ることがあれば、一緒にご飯に行きましょう」と誘うと、サラザール博士は「ありがとうございます、ハリスさん。また私がテキサスに来たときには行きましょう」と答えたという。

ハリスは後に、サラザール博士が自分が思っていたような刑務所の職員ではないことを知る。実は、彼はアルフレド・バッリ・トレビーニョという囚人だったのだ。トレビーニョは、同性愛者を軽んじる風潮の強いメキシコの出身で、ゲイだった。トレビーニョは恋人を激怒させ、その恋人を怒りのあまり殺してしまい、さらに、その恋人を切り刻んで埋め、罪を逃れようとした。彼は多くのヒッチハイカーに同様の殺人を犯した疑いが持たれている。トレビーニョの猟奇的な姿がハリスの作品に大きな影響を与え、ハンニバル・レクター博士のモデルになった。

ハンニバル役のホプキンスは演劇教師から影響を受けていた!!

 

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ホプキンスは米Vanity Fair誌のインタビューで、ハンニバル・レクター博士を演じるにあたり、過去のトラウマや実在する殺人鬼の影響ではなく、ホプキンスの演劇教師の影響を受けていたことを明かした。

ホプキンスは王立演劇アカデミーで演劇教師のクリストファー・フェッツに指導を受けた。ホプキンスは「スタニスラフスキー・メソッド(演技理論)の教師がいて、彼はいわば死を招くような存在でね。彼は、生徒を知的にばらばらに解体してしまうんだ。」と、フェッツは信じられないほど知的だったと振り返った。そして、「彼はにっこり笑って、“ダメだ、もう1回だ”と言うのさ。私は彼をモデルにしたんだ。“ダメだ、クラリス”ってね」と続けた。

フェッツは、演技中に生徒のやっていることを正確に指摘し、的確な方法で切り捨てることができた。少々冷酷に見えるかもしれないフェッツの姿に、ホプキンスは影響受けた。

ハンニバルの第一候補は元祖ジェームズ・ボンドだった!!

ハンニバル・レクター博士が結果としてハマり役だったホプキンスは当初、ハンニバル役の第一候補ではなかったことが明かされている。当時は、ロバート・デ・ニーロからロバート・デュヴァルまで、たくさんの大物俳優たちの名が挙がっており、ダスティン・ホフマンモーガン・フリーマンなど、この役を志願する俳優も何人もいたと言われている。しかし、『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ監督は、元祖ジェームズ・ボンドで知られる英俳優ショーン・コネリーに決めていたという。しかし、コネリーだけはすぐにオファーを断ってきたそうだ。

デミ監督は、『羊たちの沈黙』公開25周年記念のインタビューで「アンソニー・ホプキンスも好きだが、ショーン・コネリーも素晴らしい存在になり得る。最も映画が売れる道を歩むために、当時コネリーは商業的に成功していたから、まずはコネリーに脚本を送ったんだ。彼はこの映画を気持ち悪いと思い、“ハンニバル役を演じようとは思えない”と、すぐに連絡があったよ」と明かした。

映画史に残るサイコスリラー『ハンニバル』は、2022年7月27日(水)13時40分よりテレビ東京「午後のロードショー」で放送!
なお『羊たちの沈黙』についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、あわせてご覧いただきたい!

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