誘拐された不良青年トミーと、彼を“いい子”に更生しようとする不気味な家族をめぐる心理スリラー『HEEL/ヒール』が、11月27日(金)より公開される。このたび、異様な“家族“の姿を捉えた本ポスターが解禁となった。
ポーランドの鬼才が放つ、異色の監禁スリラー
ドラッグ、パーティー、暴力に明け暮れる19歳の青年トミー(アンソン・ブーン)は、ある夜、飲み騒いだ仲間たちと別れた直後、何者かによって誘拐されてしまう。人里離れた一軒家の地下室で目を覚ましたトミーは、自身が犬のように首輪を嵌められ鎖でつながれていることに気付くと激しい怒りと恐怖に襲われる。その家には物腰の柔らかな父クリス(スティーヴン・グレアム)、心に深い傷を抱える母キャスリン(アンドレア・ライズボロー)、そして幼い従順な息子ジョナサン(キット・ラクセン)が住んでいた。謎めいた夫婦は、罰と褒美を与えながらトミーを“いい子”に更生しようとするが、一体彼らの本当の目的とは?
一家の父クリスを演じるのは、『アドレセンス』のスティーヴン・グレアム。心に傷を抱えた母キャスリンには『To Leslie トゥ・レスリー』のアンドレア・ライズボロー、トミー役には『1917 命をかけた伝令』のアンソン・ブーン。さらにプロデューサーには、ポーランド映画界の巨匠イエジー・スコリモフスキと、そして半世紀以上にわたるキャリアで80本以上の作品を手がけ、今月11日に77歳で逝去したことが報じられたジェレミー・トーマスが名を連ねる。
『時計じかけのオレンジ』を彷彿とさせる異様な<再教育>が進むにつれ、誘拐犯と被害者の区別は少しずつ曖昧になり、いびつな共同生活はやがて“家族”のかたちを成し始める。人は変われるのか。愛と支配の違いは何か——大胆かつ挑発的な視点で“正しさ”を問い直す、危険な家族の寓話。
本ポスタービジュアルは、一見すると何気ない家族の団欒風景。しかしただひとり、トミーの首に頑丈な鎖がはめられているという異様な光景を捉えたデザイン。周囲には血飛沫が飛び散る中<正しい家族のつくりかた。>という意味深なキャッチコピーが添えられている。“正しい家族”とは、“家族をつくる”とは一体どういうことなのか、そして、なぜトミーは鎖につながれているのか——? 平穏な日常の裏に潜む家族の歪みを強烈に印象づける、戦慄のビジュアルとなっている。
『HEEL/ヒール』は11月27日(金)より全国ロードショー