ハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディが、名優トニー・レオンを主演に迎えた待望の最新作『Silent Friend(英題)』が、12月4日(金)より公開される。
トニー・レオン、初のヨーロッパ映画で新境地へ
舞台はドイツの学園都市にある植物園。一本のイチョウの木を軸に、1908年、1972年、2020年という三つの時代の人々の人生が交錯し、自然と人間のあいだに宿る神秘的なつながりを重厚かつ独創的な映像美で描き出す。エニェディ監督は、長編デビュー作『私の20世紀』(1989年)で「第42回カンヌ国際映画祭」カメラドールを受賞し、その後『心と体と』(2017年)で「第67回ベルリン国際映画祭」金熊賞を受賞するなど、国際的評価を確立してきた。本作は、昨秋開催の「第82回ヴェネチア国際映画祭」コンペティション部門に選出され、マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)、FIPRESCI賞を含む6つの賞を受賞。三大映画祭で高い評価を重ねてきたエニェディ監督の最新作となる。
主人公となる香港から招かれた神経科学者を演じるのは、代表作『花様年華』(ウォン・カーウァイ監督)25周年特別版が公開中の世界的名優トニー・レオン。本役は彼のためにあてがきされたものであり、出演作を厳選することで知られるトニー・レオンが脚本に深く共鳴し出演を決めた。本作はキャリア初のヨーロッパ映画出演作となり、劇中では英語を披露する。
共演には、世界的に活躍するレア・セドゥ、本作で新人俳優賞を受賞したルナ・ベドラー、そして、新星エンツォ・ブルムが名を連ねる。撮影監督は、ロイ・アンダーソン監督作品で知られるゲルゲイ・パロスが参加し、多様な映像技法を駆使して、静謐で幻想的な映像世界を創り上げた。
海外メディアからは「心と脳を刺激する新たな映画体験(THE FILM VERDICT)」「『心と体と』の精神を受け継ぐ深い余韻を残す作品(VARIETY)」として絶賛され、批評サイト「Rotten Tomatoes」でも批評家から100%フレッシュを記録、幅広い映画ファンを魅了する注目作となっている。
『Silent Friend(英題)』は12月4日(金)より全国公開