山崎紘菜の存在感が光る！『映画 モンハン』は非ゲームファンも気軽に楽しめるミラジョヴォ主演ファンタジーアクション大作!!

世界中で大人気のゲーム「モンスターハンター」シリーズが、ついに映画化！ しかも、同じく人気ゲームを映画化した長寿シリーズ『バイオハザード』（2002～2016年）のミラ・ジョヴォヴィッチ主演＆ポール・W・S・アンダーソン監督の夫婦タッグが復活ということで、公開前から大いに話題になっていたSFファンタジーアクション大作だ。ということで、「一狩り行こうぜ！」と二人仲良く出演しているCMでもほっこりさせてくれている『映画 モンスターハンター』の見どころを、ざっくり紹介したい。

『映画 モンスターハンター』© Constantin Film Verleih GmbH

ゲーム以上にリアルなモンスターは一見の価値あり！

やはりゲームのファンは“再現度”が気になるところだろう。まず世界観やキャラクター設定に関しては、映画化にあたってのオリジナル要素が強い。なにしろ米軍（多分）の現役兵士たちが任務中に巨大な砂嵐に巻き込まれたと思ったら、なぜか“異世界”に迷い込んでしまって……というのが物語の導入部である。これは「モンハン？ なにそれ」という映画ファンにも、純粋にミラジョヴォ主演映画として楽しんでもらうための配慮だろう。ただし、この冒頭パートになかなかハードな描写をぶち込んで絶望感を煽ってくるアンダーソン監督、やはり侮れない。

『映画 モンスターハンター』© Constantin Film Verleih GmbH

肝心のモンスターたちのクオリティはさすがで、予告映像にも登場するディアブロス亜種やネルスキュラ、リオレウスらがゲーム以上の美麗ビジュアルで生き生きと暴れまわる姿を堪能できる。ゲームのファンにとってはモンスターと武器との相性など細部の描写も気になるところだと思うが、そのあたりは劇場の大スクリーンで目を凝らして確認／答え合わせをしよう。

『映画 モンスターハンター』© Constantin Film Verleih GmbH

トニー・ジャーらが演じるハンターたちとは我々の世界の言葉は通じず、どんな生活を営んでいるのか等の詳細は不明だが、ジェスチャーや表情でのコミュニケーションは可能。むしろ序盤のディスコミュニケーションから心が通じ合っていくという胸アツ展開のほうを重視した結果だろう。走り回って狩りをしたり武器をグレードアップさせていく過程をもっと見せてほしかった気もするが、小道具全般はファンタジー要素が強い割にチープさを感じさせないクオリティなので、ぜひ期待していただきたい。

『映画 モンスターハンター』© Constantin Film Verleih GmbH

感慨深い!? ロン・パールマン×山崎紘菜の組み合わせ

本作は純粋にファンタジーアクション映画として観ても、「巨大生物見上げ✕✕✕✕」や「群れの背中を✕✕✕」「傷口を火薬で✕✕」などなど、どこかで見たことあるカット（『ジュラパ』『ジュマンジ』『ランボー3』ほか）が挿入されたりするので、アンダーソン監督の先人リスペクト精神が感じられて好感度が高い。

『映画 モンスターハンター』© Constantin Film Verleih GmbH

日本発のゲームだけに、つい辛口になってしまうファンも多いと思われるが、まるで『マスターズ／超空の覇者』（1987年）のドルフ・ラングレンのコスプレ、もしくは『快傑ライオン丸』（1972年）の顔だけハメ替えたかのようなロン・パールマンは最高だし、意外なほどファンタジー世界に馴染んでいる山崎紘菜もしっかり見せ場あり（この二人の組み合わせのほうが異次元交流感があって楽しい）。映画後半はクライマックスに向けてかなり驚愕のバタバタ展開が続くので、スクリーンに集中しよう。

?#映画モンハンメイキング #19#映画モンハン で主人公アルテミスが出会う #モンハン 世界のモンスター、風景、キャラクター…その全てが「ゲーム由来」であることに #ポール・W・S・アンダーソン 監督はこだわった！

大団長だけでなく受付嬢や料理長アイルー…お馴染みのキャラ達の活躍に要注目。 pic.twitter.com/dJVYVQ2rX0

— 『映画 モンスターハンター』公式 (@MHMovie_JP) March 19, 2021

『映画 モンスターハンター』は2021年3月26日（金）より全国公開

Presented by 東宝、東和ピクチャーズ