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山下智久の“強さ”を紐解く! Huluオリジナル『THE HEAD』『神の雫』ほか国際プロジェクトに続々出演「キャリアの原点に戻ったよう」

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ライター:#関口裕子
山下智久の“強さ”を紐解く! Huluオリジナル『THE HEAD』『神の雫』ほか国際プロジェクトに続々出演「キャリアの原点に戻ったよう」
Huluオリジナル『THE HEAD』Season2 ©Hulu Japan
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俳優・山下智久を考える

チャンスを得たとき、それを確実に活かせる人はどのくらいいるだろうか? 俳優の場合は、演じられる準備ができていることはもちろんだが、それが演じたい役かどうか、ほかの仕事との調整が可能かどうか、撮影の間、自分の役割を受け入れ、やり遂げるモチベーションを保てることも重要だ。撮影期間が長くなればなるほど、心身の健康をきちんと管理するのは難しくなる。

山下智久は、そうしたチャンスを逃さないよう常日頃から努力し、自分のものにする心身の強さを持っている俳優なのだと思う。

強まる海外志向 複数の国際プロジェクトに参加

2023年は、6月からHuluオリジナル『THE HEAD』Season2が、9月からは多くのファンを持つコミックをドラマ化した『神の雫/Drops of God』が同じくHuluで、そしてAmazon Prime Videoでは『私の頭の中の消しゴム』(2004年)のイ・ジェハン監督による映画『SEE HEAR LOVE 〜見えなくても聞こえなくても愛してる〜』と、3作品の国際的プロジェクトが配信。冬にはNHKの話題のドラマ『正直不動産スペシャル』の放送も発表されている。

2022年にも2つの国際プロジェクト作品に出演しており、2020年に掲げた「海外でキャリアを積みたい」「現在オファーがある海外作品に参加するためにも活動の拠点を本格的に海外に移したい」という目標を、着々と叶えていることがわかる。小学校6年生の夏休みに訪れたロサンゼルスでの刺激的な日々で、海外志向が強まったのだという。

『THE HEAD』の会見はもちろん、コンペ部門に『神の雫/Drops of God』が参加したドラマフェスティバル<Series Mania 2023>の「マスタークラス」の講演でも、英語やフランス語を使い、巧みに答えている。その言語能力は着々と進化しており、多忙を極めてもなお、学ぶ姿勢を崩していないのがわかる。そしてどちらの作品の話でも、「言語もカルチャーも違う出演者やスタッフが、同じ目的に向けて力を発揮する過程がとても楽しかった」と話していることから、良い関係性を構築したであろうことを理解した。

次ページ:山下「キャリアの原点に戻ったよう」
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Huluオリジナル『THE HEAD』Season2

近くの陸から約2,700km離れた南太平洋の上を航行する巨大な船・アレクサンドリア号。それは巨大貨物船を装った<秘密研究基地>だった。

天才生物学者であるアーサーと彼が率いる優秀な科学チームは気候変動から地球を救う調査の末、カギとなる藻類の発見に成功し歓喜に沸いていた。しかし翌朝、事態は一変。共同研究員のひとりが、首<THE HEAD>の無い死体として見つかった。アーサーにとって、それは2年前の南極での惨劇と、もう一人の生存者“マギー”の存在を思い出すものだった。

次々と起こる不可解な出来事と増えていく犠牲者に疑心暗鬼になっていく彼らは、次第にお互いを疑い、犯人探しを始める。気候変動から人類を救うという崇高な目的の裏に隠された、それぞれの欲望や野心、そして因縁が徐々に浮かび上がっていき――?

南極で終結したかに見えた惨劇が再び繰り返されるのは、誰かが世紀の新発見を盗もうとしているのか、それとも“あの女”の復讐の続きなのか? 隔絶された極限状態の中で、たどり着く衝撃の真実とは――。

出演:ジョン・リンチ、キャサリン・オドネリー、ホヴィク・ケウチケリアン、モー・ダンフォード、ジョゼフィン・ネルデン、オリヴィア・モリス、ショナ・マクヒュー、ノラ・リオス、福士蒼汰、ラファエル・アクローク、マイケル・ルシェインスキー、ティエリ・ゴダール、エンリケ・アルセ、ローレント・フェルナンデス、イブラヒム・コマ、トム・ヤン、ベン・キューラ、オルウェン・フエレ
製作総指揮:ラン・テレム
監督:ホルヘ・ドラド
脚本:マリアーノ・バセルガ、ホルディ・ガルセラン、アイザック・サストレ

制作年: 2023