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山下智久の“強さ”を紐解く! Huluオリジナル『THE HEAD』『神の雫』ほか国際プロジェクトに続々出演「キャリアの原点に戻ったよう」

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ライター:#関口裕子
山下智久の“強さ”を紐解く! Huluオリジナル『THE HEAD』『神の雫』ほか国際プロジェクトに続々出演「キャリアの原点に戻ったよう」
Huluオリジナル『THE HEAD』Season2 ©Hulu Japan
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『THE HEAD』スペインロケで見つけた密かな楽しみ

山下の自身初の英語劇は、2020年に世界で放送・配信がスタートした『THE HEAD』Season1。二酸化炭素を栄養素とする画期的なバクテリアの研究を行う南極科学研究基地の微生物学者、アキ・コバヤシという重要な役で参加した。

Huluオリジナル『THE HEAD』Season1 ©Hulu Japan

本作はHulu JapanとHBO Asiaが共同製作した心理サバイバル・スリラーで、ヒットシリーズ『HOMELAND』の製作総指揮を務めたラン・テレムが製作総指揮を務め、『記憶探偵と鍵のかかった少女』(2013年)などスペインのミステリーの名手、ホルヘ・ドラドが監督を務める。ピッチ(製作プレゼン)が行われたのは2017年と、時間をかけた作品だ。現在日本ではHuluで独占配信中のSeason1も続編となるSeason2も、最初に起きた事件を解明していく作りになっている。その両方に山下は出演している。

Huluオリジナル『THE HEAD』Season1 ©Hulu Japan

出演者は、山下のほか、英国、デンマーク、米国、アイルランド、スペインから参加。どの国の俳優も、主要なストリーミング・プラットフォームにおける国際プロジェクトが成功することは、国際的な名声を得るチャンスにつながることを理解している。「山下も、それをとても理解して自身の役割を演じていた」と関係者はいう。

『THE HEAD』Season1 ©Hulu Japan

「初心に返ったような気持ちで臨んでいる」

山下は2019年9月、世界中の記者を集めた会見で「キャリアの原点に戻ったようで、初心に返ったような気持ちで臨んでいる」と語っている。「当初、英語の台詞を暗記するのに時間がかかりました。特に現場で監督が台詞や演出を大きく変えたときは。撮影が始まったばかりの頃は常に緊張していたと思います」と。

会見が行われたのは、スペインの南国テネリフェ島のホテル。テネリフェ島には南極科学研究基地のセットが建てられ、約50日にわたる撮影が終わったところだった。ただし、ここでは建物の外の場面は撮影できないため、会見後アイスランドに移動し、約1週間の撮影を行った。研究は南極で行われている設定のため、南の島にいながら出演者らは、海に入ることも、日焼けも禁止。しかも寒さを表現するために、衣装の下に氷嚢を装着しての撮影だったそう。だが山下は休日、誰も自分を知らない島をレンタカーでドライブする楽しみを見つけたようだ。

次ページ:若き山Pが導き出した“希望を叶える”方法
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Huluオリジナル『THE HEAD』Season2

近くの陸から約2,700km離れた南太平洋の上を航行する巨大な船・アレクサンドリア号。それは巨大貨物船を装った<秘密研究基地>だった。

天才生物学者であるアーサーと彼が率いる優秀な科学チームは気候変動から地球を救う調査の末、カギとなる藻類の発見に成功し歓喜に沸いていた。しかし翌朝、事態は一変。共同研究員のひとりが、首<THE HEAD>の無い死体として見つかった。アーサーにとって、それは2年前の南極での惨劇と、もう一人の生存者“マギー”の存在を思い出すものだった。

次々と起こる不可解な出来事と増えていく犠牲者に疑心暗鬼になっていく彼らは、次第にお互いを疑い、犯人探しを始める。気候変動から人類を救うという崇高な目的の裏に隠された、それぞれの欲望や野心、そして因縁が徐々に浮かび上がっていき――?

南極で終結したかに見えた惨劇が再び繰り返されるのは、誰かが世紀の新発見を盗もうとしているのか、それとも“あの女”の復讐の続きなのか? 隔絶された極限状態の中で、たどり着く衝撃の真実とは――。

出演:ジョン・リンチ、キャサリン・オドネリー、ホヴィク・ケウチケリアン、モー・ダンフォード、ジョゼフィン・ネルデン、オリヴィア・モリス、ショナ・マクヒュー、ノラ・リオス、福士蒼汰、ラファエル・アクローク、マイケル・ルシェインスキー、ティエリ・ゴダール、エンリケ・アルセ、ローレント・フェルナンデス、イブラヒム・コマ、トム・ヤン、ベン・キューラ、オルウェン・フエレ
製作総指揮:ラン・テレム
監督:ホルヘ・ドラド
脚本:マリアーノ・バセルガ、ホルディ・ガルセラン、アイザック・サストレ

制作年: 2023