アイナ・ジ・エンド「こんなに難しいんだ!」声優初挑戦『SING/シング:ネクストステージ』で美ボイス披露

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ライター:野中モモ
アイナ・ジ・エンド「こんなに難しいんだ!」声優初挑戦『SING/シング:ネクストステージ』で美ボイス披露
アイナ・ジ・エンド

アイナ・ジ・エンド、声優初挑戦

『ミニオンズ』『ペット』『怪盗グルー』シリーズなど、大ヒットアニメを次々と送り出してきた映画制作会社イルミネーション。なかでもコアラのバスター・ムーンと仲間たちがショーを成功させて潰れそうな劇場を救おうと奮闘する『SING/シング』(2016年)は、特に日本で成功を収め、興行収入51億円突破という驚異的な数字を叩き出している。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

そんな人気作の5年ぶりの続編が、2022年3月18日より公開される『SING/シング:ネクストステージ』。地元の街で成功を収めたバスター・ムーンたちは、「エンターテインメントの聖地」と呼ばれる大都会に出て、さらに大きなステージを目指す。

第一線で活躍するハリウッドスターやアーティストからなる豪華なボイスキャストも、この続編のためにふたたび集結。日本吹替版も、内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、坂本真綾、田中真弓、大地真央らが続投する。また、蔦谷好位置が前作に引き続き日本語吹替版音楽プロデューサーを務めた。

そして今回登場する新キャラクターの声優に抜擢され、演技と歌声を披露するのが、SixTONESのジェシーとBiSHのアイナ・ジ・エンド。ショービズ界の大物ジミー・クリスタルの娘ポーシャの声を担当したアイナにとっても、本作は新たな挑戦となったようだ。

アイナ・ジ・エンド

「こんなに難しいんだ!」

―声優としての出演依頼が来た時、どう思いましたか?

ドッキリかと思いました。イルミネーションの作品は『ミニオン』シリーズを全部観ていたり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも地元が大阪なので、すっごい好きで。だから「こんなに大きい作品に私が加われるわけない」っていう驚きがありました。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

―今回アイナさんが演じたのは、オリジナル版ではホールジーが声をあてているオオカミの女の子、ポーシャです。やってみていかがでしたか?

うーん……難しかったですね、とても。すでにホールジーが収録しているポーシャのセリフがあって、彼女がしゃべり終えるまでにアフレコしなくちゃいけない、というところが。私は声優をやること自体初めてでしたし、「ああ、こんなに難しいんだ」って。

―セリフの長さを合わせたり、口の開け閉めを自然に調整したり、吹替には特別な技術が求められますよね。今回、初挑戦するにあたって事前にそうしたレッスンを受ける機会はあったのでしょうか?

いえ、でも指導してくださった三間雅史さん(音響監督)がとっても的確で、情熱的で、そこに身を委ねていったら楽しくなっていったんです。三間さんがいなかったらできなかった。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

―現場では具体的に、どんな指示を受けましたか?

“空間”を意識することとか……ポーシャって身長が高いので、バスターとしゃべる時とかはバスター4人分ぐらい見下ろすんですよ。でも、収録時はマイクにまっすぐ向かうじゃないですか。そこで「そうじゃなくて、ほんとにバスターと喋って」とアドバイスいただいて、「確かにポーシャは下を向いて喋ってるな」と。そういった空間把握のことを教えてくださったり。三間さんは本当にポーシャとしての私を素敵にしてくださって、非常にお世話になりました。

アイナ・ジ・エンド

「ポーシャとはパパに甘えるところが似てる」

―ポーシャはどんなキャラクターでしょうか?

ポーシャは、わんぱくというか天真爛漫で、わがままなんですけど素直。本当はとてもいい子なのに、あまりわかってもらえていない子かな。

―ご自身と似ているところはありますか?

私もポーシャもパパが好きで、パパに甘えるところが似てるかな〜と思います。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

―お父さんのジミーを演じる大塚明夫さんをはじめ、本当に豪華なキャストが揃っていますね。

日本語吹替版のキャスト報告会で初めてお会いしたんですが、とくに長澤まさみさんは、まさかお会いできる存在だとは思っていなかったのでびっくりしちゃいました。

―長澤さんとお話しました?

しました! 私、手汗がすごかったです(笑)。

アイナ・ジ・エンド

―オリジナル版にはU2のボノをはじめ有名なアーティストが参加していて、ヒット曲もたくさん使われています。その中で特に好きなアーティストや思い入れのある曲はありますか?

私はアリシア・キーズさんの「GIRL ON FIRE」という曲を歌ったんですが、“聴く専門”なところがあって、あまり「歌いたい」とは思ったことがなかったんです。やっぱり「踊りたい!」って思うアーティストだった。だから「まさか歌うとは……」っていうところからはじまって、すごく練習しました。練習しても練習してもうまく歌えなくて、かなり苦戦しましたね。

―いしわたり淳治さんが監修する日本語版の歌詞を渡されて、レコーディングまでに練習するわけですよね。練習期間はどれくらいあったのでしょうか?

音源をいただいてから、1週間くらいですね。

―他にグループと個人での音楽活動もしつつ。

そうですね。でもスタッフさんも私も『SING/シング:ネクストステージ』に対してガッツリした熱量で向き合っていて。たとえば『SING~』関連の何かがあったら、その日は他のお仕事を入れないようにとか、そういう対応をしてくださったので。本作だけに没頭して、前日から準備して……という形でできてよかったです。

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「映画の曲ってこうやって作られるんだ!」

―アリシアの「GIRL ON FIRE」を歌ってみていかがでしたか?

とても難しかったです。最初に蔦谷さんと録ったものが本国からNGをいただいちゃって、もう一回録り直したんですよ。そういう流れもあったので、いかに『SING』シリーズのレベルが高いかということを思い知ったりして。ギリギリ満足してもらえる歌を歌えたかな、というラインだったと感じています。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

―「ここをもうちょっとこうしてください」みたいな具体的な指示が本国から入るのでしょうか?

入りました。ホールジーがまっすぐ歌っているところを私が声をひっくり返したりして歌うと、そこが本国からすると「ちょっと違う」と。でも蔦谷さんは「こっちのアイナの歌い回しも素敵だから一回こっちでいってみたいよね」と優しい提案をしてくださいました。そういったやりとりとかも目の前で見て、「映画の曲ってこうやって作られるんだ!」って。そういう発見もあったりして、とても楽しかったです。

―ホールジーはアメリカの若い世代の大スターですが、彼女についてはどう思われますか?

ホールジーの声は単にハスキーなのではなくて、チャーミングさであったり人を寄せ付ける何かがあると思っていて。かっこよくて、かわいい。私の声もハスキーって言われることがありますけど、「ただのハスキーだったら全然ポーシャになれないな」と思ったので、そのかわいいニュアンスみたいなものを盛り込むように意識しました。だから“ホールジーありき”ですね。吹替版も、オリジナルがホールジーじゃなかったらこうはならなかった、という声になっていると思います。

―アイナさんは歌に加えてダンスや振付でも活躍されていますが、そちらの視点から見て面白かったシーンはありますか?

『SING/シング』からでもいいですか? きゃりーぱみゅぱみゅさんの「きらきらキラー」に合わせて踊る集団、あの人たちかわいいですよね。もし自分のペットとかが、あんな服を着てあんなダンスをしたらかわいいなと思います。コリオグラフィもよかったですね。

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「反抗期の女の子とかに見てほしい」

―では今回の『SING/シング:ネクストステージ』で好きなシーンは?

これもポーシャになっちゃうんですけど、お父さんに遠いとこから「パパー!」って叫ぶシーンがあるんですよ。そのときのパパの“こなれ感”っていうか、「はいはい」みたいな、娘に甘いところが面白いな〜と思いながら歌っていました。あのシーンは反抗期の女の子とかに見てほしいな。パパってほんとは優しいんだよ、と思ったり。

―アイナさんのお父さんも、そういう感じなんでしょうか?

うちはちょっとまた違うんですけど。変態です、うちのお父さん(笑)。

『SING/シング:ネクストステージ』© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

―ポーシャのお父さんのジミーは高圧的なお金持ちの悪役だけれど、娘想いではあるんですよね。前作ではゴリラのジョニーのお父さんが窃盗団のボスだったり、ダメな親なのだけれど子供への愛情がないわけではないというのは、キッズ映画らしい特徴ですね。

1作目では、ジョニーがお父さんたちの悪い集団から逃げ出して、夢を諦められなくてピアノを弾き語りしてステージに立つ、という感動のシーンがありますよね。ジョニーが挑戦する姿が生々しいんですが、これは自分の身の回りにも全然あることだなと思って。今回もジョニーが新しい挑戦をすると聞いたので、完成した映画を観るのが楽しみです。

アイナ・ジ・エンド

取材・文:野中モモ

撮影:落合由夏

『SING/シング:ネクストステージ』は2022年3月18日(金)より全国公開

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『SING/シング:ネクストステージ』

歌のオーディションを開催し、取り壊し寸前の劇場を見事に復活させたニュー・ムーン劇場の支配人バスター・ムーン。だが、彼の夢はそれで終わらない。次に目指したのは、エンターテインメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演だった!
バスターは仲間たちを引き連れてショービズ界の超大物、ジミー・クリスタルのところへオーディションに行き、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける!
でも、その契約には15年間、人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイをキャストに迎えるという条件があった。
地元の小劇場を飛び出し、途方もなく大きな舞台に立つチャンスを手にしたバスターたち。
それは、数々の困難のはじまりだった――。いま、ネクストステージに挑む彼らの、笑いと感動の物語が始まる!

監督・脚本:ガース・ジェニングス

声の出演(日本語吹替版):
内村光良 MISIA 長澤まさみ
大橋卓弥(スキマスイッチ) 斎藤司(トレンディエンジェル)
ジェシー(SixTONES) アイナ・ジ・エンド akane
坂本真綾 田中真弓 大地真央 稲葉浩志 ほか

声の出演(オリジナル版):
マシュー・マコノヒー リース・ウィザースプーン スカーレット・ヨハンソン
タロン・エジャトン ボビー・カナヴェイル トリー・ケリー ニック・クロール
ホールジー ファレル・ウィリアムス ニック・オファーマン レティーシャ・ライト
エリック・アンドレ チェルシー・ペレッティ ボノ(U2)

制作年: 2021

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