人間のおかしさや愚かさをロバの瞳を通して見つめる イエジー・スコリモフスキ監督最新作『EO イーオー』

人間のおかしさや愚かさをロバの瞳を通して見つめる イエジー・スコリモフスキ監督最新作『EO イーオー』
『EO イーオー』© 2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED

5月5日(金・祝)より公開中のイエジー・スコリモフスキ監督最新作『EO イーオー』より、監督が日本公開に寄せたメッセージ映像が解禁となった。

主人公はロバの“EO”

イエジー・スコリモフスキ監督7年ぶりの新作となる『EO イーオー』。ロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』に着想を得た本作の主人公は、“EO(イーオー)”という名のロバ。サーカス団から連れ出され、ポーランドからイタリアへと予期せぬ放浪の旅に出ることになる。スコリモフスキ監督初の「アカデミー賞」国際長編映画賞にノミネートされたほか、プレミア上映となった「第75回カンヌ国際映画祭」では審査員賞・作曲賞2部門を受賞、「全米映画批評家協会賞」では外国語映画賞・撮影賞の2部門を受賞し、「New York Times」では2022年のNo.1ムービーに選出された。

「動物と自然への愛から生まれたもの」

5月5日に85歳の誕生日を迎えたスコリモフスキ監督は、日本公開を日本からの贈り物のように感じているそう。ロバが主人公という異色の映画だが、「この映画は動物と自然への愛から生まれたもので、その想いをみなさんと分かち合いたいと思っている」と語ってくれた。独創的な世界観と研ぎ澄まされたビジュアルで、監督の作品の中でもひときわ異彩を放つ『EO イーオー』。85歳の鬼才が放つ最新作を、ぜひスクリーンで目に焼き付けて欲しい。

『EO イーオー』は5月5日(金・祝)より全国公開中

『EO イーオー』© 2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED

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