木村拓哉『2046』や金城武『天使の涙』ほか美麗4K映像イッキ観チャンス！ ウォン・カーウァイ監督作がCS「ムービープラス」で一挙放送

是枝裕和監督×坂本龍一の『怪物』や北野武監督の最新作『首』の出品などで今年も話題のカンヌ映画祭。アジア映画に世界進出のファーストステップを提供してきた側面もあるカンヌだが、かつて00年前後に同映画祭を席巻したのが巨匠ウォン・カーウァイだ。

CS映画専門チャンネル ムービープラスでは「WKW4K ウォン・カーウァイ4K 5作品 イッキ観！」と題して、ウォン・カーウァイ監督の代表作を4Kレストア版で一挙放送（※4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送）。

木村拓哉の海外映画デビュー作となった『2046』（2004年）をはじめ、金城武の名を日本に広めた『恋する惑星』（1994年）＆『天使の涙』（1995年）、後に同性愛者であることをカミングアウトした故レスリー・チャンの演技にため息が漏れる『ブエノスアイレス』（1997年）、トニー・レオンがカンヌで男優賞を獲得した『花様年華』（2000年）という必見のラインナップとなっている。

『2046[4Kレストア版]』©2004 BLOCK 2 PICTURES INC. (C) 2019 JET TONE CONTENTS INC.

『恋する惑星[4Kレストア版]』

エイプリル・フールに失恋し、その日からパイナップルの缶詰を買い続ける警官223番は、ある日、雑踏の中ですれ違ったサングラスの金髪の女性に恋をする。警官633番は行きつけの飲食店で、新入りの娘フェイとすれ違う。偶然、彼の部屋の鍵を手に入れたフェイは、こっそり部屋に忍び込み……。

90年代の香港を舞台に、2組のすれ違う男女の恋愛劇を独自の映像感覚で綴ったラブ・ロマンス。

『天使の涙[4Kレストア版]』

殺し屋とエージェントは、仕事に私情を挟まないのが流儀。エージェントは殺し屋を秘かに想っていたが、ある日、彼は彼女の前から姿を消した。一方、エージェントの家の管理人の息子は、他人の店に勝手に入り込み勝手な商売を楽しむ日々を送っている。そんなある日、失恋したての女に恋をするが……。

男女5人の恋と青春のすれ違いを描いた群像劇。『恋する惑星』の一部として予定されていた物語のスピンオフ的作品だが、異なる魅力を放っている。

『ブエノスアイレス[4Kレストア版]』

南米アルゼンチンへやってきたウィンとファイ。幾度となく別れを繰り返してきた2人は、ここでも些細な諍いを繰り返し別れてしまう。その後、ファイがブエノスアイレスのタンゴ・バーで働いていたところ、ウィンと再会を果たすが……。

傷つけ合い、惹かれ合う、男同士のせつない愛をアルゼンチンを舞台に描く。カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。

『花様年華[4Kレストア版]』

1962年香港。新聞記者のチャウと商社で秘書として働くチャンは、同じ日に同じアパートへ越してきた。隣人同士となった2人は大家の仲立ちもあり親しくなるが、ある日、お互いの伴侶が不倫関係にあることを知ってしまう。それ以来、2人は共犯めいた密かな関係を育んでいくが……。

既婚男女の切ない恋と“すれ違い”を描いたラブ・ストーリー。第53回カンヌ国際映画祭男優賞ほか様々な映画賞を受賞。

『2046[4Kレストア版]』

舞台は1967年・香港、ひとりの《男》が、近未来小説を書いている。タイトルは「2046」。登場人物は《2046》を目指し、ミステリートレインに乗り込む。そこに行けば“失われた愛”をみつけることができると信じて。だが、それが真実かは誰も知らない。ひとりの《男》を除いては――。

トニー・レオン、木村拓哉、チャン・ツィイーら共演。未来が交錯する恋物語を描いた壮大なSFラブストーリー。

「WKW4K ウォン・カーウァイ4K 5作品 イッキ観！」「特集：カンヌ映画祭スペシャル2023」「特集：西島秀俊」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2023年5月放送