日本が誇る鬼才監督
主演・柳楽優弥、監督・片山慎三、脚本・大江崇允で贈る日本発ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ『ガンニバル』。回を重ねるごとに深まっていく謎、先の見えない怒涛の展開とキャスト陣の怪演に絶賛の声が多く上がっている中、特に大きな注目となっているのが本作のメガホンをとった片山慎三監督への賛辞だ。
SNS上では「ガンニバルすっげー!! ファーストカットから『片山慎三!!!!!!!!!』って感じ!! ブチ上がるわあ」、「ガンニバル、鑑賞してるけど映像の質感から、撮影の構図まですげー映画映画してて、日本の田舎をこれでもかと立体感溢れるリッチな絵で見せてくれる。ポン・ジュノの作品かと勘違いしてしまうくらい。片山慎三監督、素晴らしいね」、「片山慎三作品はどれもこれも登場人物たちの心の痛みを見せるだけでなく、観客である我々も心が痛むんだよなあ」といった声があがっており、片山監督の手腕が称賛されている。
“この村では人が喰われているらしい”と噂される村を舞台に、疑心暗鬼に陥る主人公や家族を守るために一線を超えてしまう者たちの内面に潜む狂気をあぶり出す演出、観る者を沼に嵌めるエンターテインメント性など、『ガンニバル』の実写化は片山慎三監督の真骨頂と呼べる演出力によって、壮大で圧倒的な物語で観客を魅了しているようだ。
柳楽優弥「片山監督は人間の弱さや心の闇を包み隠さず、きれいごとにせず表現する」
そんな片山監督について、本作で主演を務めた柳楽優弥も「この作品は片山監督にとって大好物のテーマだったと思うんです(笑)」と笑顔でコメント。また柳楽は「現場では『まだここは怒らないようにして』とか、『ここは豪快にやりましょう』とか監督がおっしゃっていましたね」と、“人間の本性を裸にする”片山監督の演出にコントロールされることを意識したと語っている。
そんな柳楽が演じる主人公・阿川大悟は、非常に凶暴な側面を持つ警察官。家族を守るためなら何をしでかすかわからない非常に危険な一面を持つキャラクターだ。この大悟というキャラクターについて、柳楽自身も「誰が見ても正しいヒーローではない」と語っており、「大悟の持っているものって、わかりやすい正義というよりは、何かを守ろうとするときに生まれる“狂気”なんですね。そういう一線を越えてしまう危険性って、普通の人にもあると思うんです。そこを『そういうの、あるよね』という感じで生々しく表現していくのが片山監督であり、片山作品の壮快感なのかなって思います。人間の弱さや心の闇を包み隠さず、きれいごとにせず、表現される。そこがすごくうまい監督だと思います」と監督の演出を絶賛している。
「どんな人がご覧になっても共感していただける」
日本映画界の未来を担う片山慎三監督のさらなる飛躍を予感させる本作だが、片山監督自身はこれまでの濃厚な人間描写をより見やすくするためのバランスを意識したという。
『岬の兄妹』『さがす』などは“伝わる人だけに伝わればいい”みたいな感じで、ちょっと不親切な部分が自分の中にあったんですが、今回は15歳未満の人でなければ、どんな人がご覧になっても共感していただけるものがあると思っています。そうあってほしいと思いながら作りました。自分のクセの強い部分を抑えることを含めて、それが僕の中ではいちばんのチャレンジでした。
日本が誇る最高峰の豪華キャスト、豪華スタッフが自信を持ち全世界は放った渾身の一作は、一度観たら逃れられない強烈な没入感を感じさせる。日本ドラマの概念を覆す、戦慄のヴィレッジ・サイコスリラー超大作『ガンニバル』に引き続き要注目だ。
『ガンニバル』はディズニープラス「スター」で独占配信中
『ガンニバル』
都会から遠く離れた山間の“供花村”に、家族と共に駐在として赴任した阿川大悟。しかし、美しい村には、ある噂があった―この村では人が喰われるらしい…。
警察官としての信念で真相を探る大悟だが、やがて村の穏やかな日常が“おそろしい”顔を見せ始める。次々と起こる不可解な出来事に、友好的だがどこか不気味な村人たち…大悟はすべてに疑心暗鬼になり、狂気の淵へ追いつめられてゆく。
おかしいのは自分か、やつらなのか…“人間の本質”を暴く、全世界を震撼させる驚愕の結末とは。
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、川井隼人
脚本:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、岩倉達哉
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、六角精児、酒向芳、矢柴俊博、河井⻘葉、赤堀雅秋、二階堂智、小木茂光、利重剛、中村梅雀、倍賞美津子
制作年: | 2022 |
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ディズニープラス「スター」で独占配信中