イルカたちの歓迎にJ・キャメロン監督も笑顔満面！『アバターWoW』来日記者会見 シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナら登場

超・話題作『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』が2022年12月16日（金）の全国公開に先がけ、ジェームズ・キャメロン監督と主要キャストらが登壇する＜ウォーター・フロント来日記者会見＞を開催。会場のアクアパーク品川には大勢のファンが駆けつけ、感動的なイルカショーと共に会見を盛り上げた。

キャメロン監督、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーら登場！

全世界興行収入1位に輝き、映画界に革命をもたらした前作『アバター』（2009年）から13年を経ての公開となる待望の続編『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』。美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、神秘の星パンドラの侵略を目論む人類と先住民ナヴィとの激しい戦いと、心を揺さぶる感動のドラマがエモーショナルに描かれる。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』©︎2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

海が舞台の本作に因んだ会場のステージには、『タイタニック3D』以来10年8ヶ月ぶりの来日となるジェームズ・キャメロン監督を筆頭に、サム・ワーシントン（ジェイク・サリー役）、ゾーイ・サルダナ（ネイティリ役）、シガニー・ウィーバー（キリ役）、スティーヴン・ラング（クオリッチ役）の豪華キャスト陣、そしてキャメロン監督の右腕としてプロデューサーを務めるジョン・ランドーが登場。イルカたちのアクロバティックなダンスと、美しいウォーターカーテン×光と音の演出に出迎えられた。

2作目以降も準備中！『アバターWoW』は続編構想の第1弾

知的で社会性のあるイルカが大好きとのことで「僕もショーに参加したいよ」とジョークを飛ばしたキャメロン監督。商業デビュー作『殺人魚フライングキラー』（1981年）や深海SF『アビス』（1989年）など海が舞台の作品、そして『ジェームズ・キャメロン 深海への挑戦』という本気の海洋ドキュメンタリーまで制作している監督だけに、この発言にも一瞬「もしかして本気なのでは？」と思ってしまった人もいただろう。

ジェームズ・キャメロン監督

『アバターWoW』についてキャメロン監督は、「1作目の『アバター』がお好きな皆さんが期待するものを見せられると思うし、それ以上に感動的な“旅”を体験してもらえるでしょう」と自信をのぞかせる。さらに今後の展開について、「『アバターWoW』に続く3作目、4作目、5作目……と続く構想があり、それに備えて新たな映像ツールや技術を準備してきました。事前に惑星パンドラの世界観も作り込んでいるので、『WoW』は続編の第1弾としてご覧いただくことになります」と、壮大な『アバター』サーガへの期待を煽った。

ジェームズ・キャメロン監督

シガニー・ウィーバーが14歳のキャラクターを演じる！

ジェイクとネイティリの子どもたちも登場する本作と同様、前作からの13年間でキャストにも家族ができるなど様々な変化があっただろう。「僕たちのラブストーリーの先の物語として、そこに子どもたちも加わることになった。今後は、そんな若者たちの視点から描かれる物語も体験してもらえることになると思う」と語るのはサム・ワーシントン。

サム・ワーシントン

ゾーイ・サルダナも「ネイティリたちは家族ができたことで危険も増え、多くの苦境に立たされることになる。私自身、実際に母親になるまでは恐れ知らずなところがあったけれど、子どもたち――自分のことよりも深く愛する存在ができたことで、恐怖を感じるようになった。本作に登場する子どもたちもすごく愛らしいけれど、悩みのタネでもある（笑）」と、本作における“家族”の重要性を明かした。

ゾーイ・サルダナ

さらに、本作で14歳のナヴィであるキリを演じたシガニー・ウィーバーは、「パフォーマンスキャプチャー技術によって、どんな役でも演じられるようになりました。さっきゾーイが言った“悩みのタネ”の一人が私なのだけれど（笑）、自分が14歳の頃を思い出しながら演じるという、とてもチャレンジングな試みになりました」と、テクノロジーの進化や俳優に与えられた選択肢の広がりについて熱弁。いっぽうスティーヴン・ラングは「ネイティリやキリという“光”の存在をより輝かせるためには、私が演じたクオリッチのような“闇”の存在が必要なのだったと思う」と、深みのあるキャラ造形について語った。

シガニー・ウィーバー

「海への好奇心は尽きない」というキャメロン監督は「ファンタジー作品を通して私たちの世界の海、自然の美しさ・大切さに想いを巡らせてほしい」と環境への配慮についても触れて、盛大な記者会見を締めくくった。

本日夜には、TOHOシネマズ日比谷にて『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』ジャパンプレミアも開催。キャメロン監督らが、本作をいち早く観るために集まった日本のファンとの初対面を果たす。

『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日（金）より全国劇場公開