追悼・千葉真一 国内外の俳優、映画関係者からおくやみの声

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ライター:ニュース編集部
追悼・千葉真一 国内外の俳優、映画関係者からおくやみの声
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国内外で活躍していたアクション俳優の千葉真一が亡くなった。82歳だった。新型コロナウイルスの感染による肺炎を発症していたという。世界中でその死を悼む声が上がっている。

「サニー・千葉」の愛称で世界的に親しまれていた千葉は、1970年代から2010年代までの50年間に、ハリウッドそして日本のアクション映画や任侠もの、時代劇など多くの映画に出演してきた。学生時代は器械体操と空手を学び、特撮ドラマ『新 七色仮面』(1960年)の主人公役でデビュー。その後、スタントを自らこなすアクション俳優として地位を築き、深作欣二監督作品『仁義なき戦い 広島死闘篇』(1973年)で圧倒的な支持を集めた。1974年に公開された主演映画『激突!殺人拳』がアメリカで大ヒットしたことで、日本を代表するアクションスターとして知られることになった。

千葉のファンを公言していたクエンティン・タランティーノ監督の格闘技映画『キル・ビル Vol.1』(2003年)に出演し、ユマ・サーマン演じる主人公のために刀を作る寿司屋の主人で、伝説の殺し屋・服部半蔵を演じた。千葉は同作のアクション指導を担当した。その後、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)や『SUSHI GIRL』(2012年)などのハリウッド映画に出演した。

タランティーノ監督、真田広之、米アカデミー賞も…世界中から追悼の声

千葉の訃報を受け、世界中から続々とお悔やみの声が寄せられている。

タランティーノが所有する米ロサンゼルスの映画館ニュー・ビバリー・シネマは、タランティーノと千葉が写る『キル・ビル Vol.1』の舞台裏写真を投稿。タランティーノからのコメントは発表されていないものの、写真を通じて哀悼の意を表した。

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、「千葉真一は、生前50年以上にわたり、殺陣師、そして伝説の俳優として活躍してきました。6つの格闘技で黒帯を持つ彼は、『激突!殺人拳』や『キル・ビル Vol.1』、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』などの映画で、タフさと深みを融合させました。」と偲んだ。

『喰らう家』(2015年)の映画監督テッド・ゲイガンは、「偉大なるサニー・千葉さんは本日82歳で亡くなりました。6つの黒帯を持つ格闘技のレジェンドであり、特撮テレビからキャリアをスタートした千葉は、東映で120本以上の映画に出演し、何十年もの間、日本で最も人気のあるアクションスターでした。今日は彼の作品を見ましょう。」と追悼した。

人気ゲーム「メタルギア」シリーズを手がけるゲームクリエイターの小島秀夫は、千葉の主演映画『戦国自衛隊』(1979年)のテーマ曲のカセットが入ったウォークマンの写真を投稿し、「サニー・千葉さん、安らかに。The sun goes down.」と同テーマ曲の歌詞を引用して追悼した。

『モータルコンバット』(2021年)に出演した俳優のルイス・タンは「真のアクションレジェンドです。あなたの映画は永遠であり、あなたのエネルギーはインスピレーションです。」と偲んだ。

世界的に活躍する俳優の真田広之は、恩師と慕う千葉へ追悼のコメントを寄せた。

「子役の頃から、様々な事を学ばせて頂きました。何よりも、夢を抱くことの大切さを。志を受け継ぎ、走り続ける事が恩返しと心得ております。本当にお世話になりました。安らかにおやすみ下さい。合掌」と偲んだ。

真田の出演が決まっている『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『ジョン・ウィック4(原題)』の主演キアヌ・リーヴスも千葉を「マスター(巨匠)」と呼び、ファンであることを公言していた。世界中の俳優から慕われていた名優、千葉真一のご冥福を、心よりお祈りしたい。

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