米アマゾン、『007』製作会社MGMの買収を発表! 『007』最新作の劇場公開はどうなる?

米アマゾン、『007』製作会社MGMの買収を発表! 『007』最新作の劇場公開はどうなる?
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米アマゾンは、『007』シリーズ(1962年〜)などを手がける映画製作会社MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)を約9200億円で買収することで同社と合意したと発表した。

MGMは、約100年の歴史を持つ大手映画製作会社のひとつで、『007』シリーズをはじめ、『ロッキー』シリーズ(1976年〜2006年)や『レインマン』(1988年)『羊たちの沈黙』(1991年)など、数々のアカデミー賞受賞作品を手がけた。近年NetflixやHBO Max、Disney+など、動画配信サービスの需要が高まり続けている。米アマゾンは、豊富な作品数を持つ同社と合併することで、「Amazon Prime Video」のコンテンツを拡充する狙いだ。

米アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは「MGMの才能とアマゾン・スタジオの才能があれば、その知的財産を21世紀に向けて再構築し、発展させることができます。それはとても楽しい仕事であり、物語を愛する人々が大きな恩恵を受けることになるでしょう。」と声明を発表。

『007』最新作は「全世界の劇場で公開」プロデューサーが発表!

『007』シリーズの製作を手がけるバーバラ・ブロッコリマイケル・G・ウィルソンは、シリーズ最新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は劇場で公開されると発表した。

ブロッコリとウィルソンは「我々は、世界中の劇場の観客のために、ジェームズ・ボンド映画を作り続けることを約束します。」と米Variety誌に語った。

MGMは現在、レディー・ガガを主演に迎えたリドリー・スコット監督の『ハウス・オブ・グッチ(原題)』の制作を進めており、『マッドマックス』シリーズ(1979年〜)のジョージ・ミラー監督作品『スリー・サウザンド・イヤーズ・オブ・ロンギング(原題)』を共同制作している。また、リース・ウィザースプーン主演作『キューティ・ブロンド』シリーズの3作目、そしてアリシア・ヴィキャンデル主演映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2018年)の続編も製作中だ。これから話題になるであろう多くの作品を手がけており、今後もし正式な合併に至れば、ストリーミング市場に大きな影響を与えることになるだろう。

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、2021年全国公開予定。詳しい公開日の発表を待ちたい。

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