マーベル・ヒーローの誕生秘話にせまるドキュメンタリー「マーベルズ・ビハインド・ザ・マスク」が2021年2月12日(金)よりDisney+にて全米配信される。このたび、同ドキュメンタリーの最新予告編が公開された。
マーベル・コミックス創刊当初から、マーベルがこだわり続ける概念が1つあるとするならば、それはスーパーヒーローやヴィラン(悪役)が“普通”の生活を送る際に、本当の正体を隠しているという点だ。世代を超えて今もなおファンの心を掴んでいるのは、正体を隠しているからではなく、その個性豊かなキャラクターの正体にある。1960年代から長い歴史の中で、マーベルの作家やアーティストは、男女平等の概念をキャラクターのアイデンティティを通じ、試行錯誤しながら表現してきた。
同ドキュメンタリーでは、日本でも人気のあるマーベル・ヒーローのブラックパンサー、X Men、キャプテン・マーベル、マイルズ・モラレス、ミス・マーベル、ルーク・ケイジなどの誕生秘話に焦点に当てられる。そして、ほかのマーベル・ユニバースのキャラクターのクリエイターやアーティストを含むゲストを迎え、マーベルがいかにポップカルチャーやメディアに影響を与えたかが語られる。
スパイダーマンの人気コミック作家チップ・ズダースキーが「アフターリフト」の予告編を公開!
スパイダーマンを描いた人気コミック作家チップ・ズダースキーが、新刊コミック「アフターリフト(原題)」の予告編を公開した。
https://twitter.com/zdarsky/status/1356635739467862017
「アフターリフト」は、カーチェイス、悪魔の賞金稼ぎを経て、この世界、そして“次の世界”での自分の居場所を見つけ出していく物語だ。主人公は最近金融の仕事を辞めて、相乗りアプリのドライバーになったジャニス・チェン。平凡で楽しい暇つぶしだったはずの彼女だったが、異世界の何かに追われている謎の乗客を拾ったとき、彼女はすでに最悪の一日が地獄に向かっているかもしれないことに気づくのだった――。
ズダースキーは「“死後の世界”の物語で最も注目しているのは、『サンドマン』と『ザ・グッド・プレイス』の2作品だ。『サンドマン』は、本当に変化に富んだ、ストーリーに基づいた死後の世界が描かれるが、個人的な宗教が共存しているんだ。しかし、『ザ・グッド・プレイス』は、死後の世界を利用して、死を超えて個人的な成長を促すという点から、インスピレーションを得ている。死は成長の終わりではないんだ。(『アフターリフト』によって)このジャンルに新たに加わったのは、アクション要素だよ。死後の世界でのカーチェイス、地獄のワイスピのようなものがね。でも、ワイスピ映画の登場人物だったら全員死んでしまうと思うけどね。車が超自然的なことをしてしまうだろうから。」と語っている。
ズダースキー氏が興味津々!伝説的マーベルコミック「サンドマン」NetflixでTVシリーズ実写化決定!
ズダースキーが興味があると語る「サンドマン」は、カルト的な人気を誇る超人気マーベル・コミックの一つだ。先日、NetflixでTVシリーズの製作が決定、主要な出演者が発表された。『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011年〜2019年)のグウェンドリン・クリスティー、『LOGAN ローガン』(2017年)のボイド・ホルブルック、『オン・ザ・ロード』(2012年)のトム・スターリッジらが出演する。
「サンドマン」の原作者ニール・ゲイマンは、「サンドマン」の実写化がいかに難しかったかを語っている。
「人々は30年前からいくつかの映画やテレビの映画化を試みたが、一度もうまくいったことはなかったよ。サンドマンの映画の脚本を書いても、これはR指定の映画だし、1億ドルのR指定の映画は作れない。だから実現しなかった。実写化に際しては、長編の物語がデメリットではなく、むしろメリットになるような世界になる必要があったんだ。サンドマンについての、13冊の全集に相当する資料が実在するという事実は、本当に良いことで、欠点ではない。今では、漫画の世界にしか存在しなかったものが現実に存在する世界にいるんだ。」とゲイマンは語った。
サンドマンは現在順調に制作中のようだ。続報に期待したい!
「マーベルズ・ビハインド・ザ・マスク」は、2021年2月12日(金)よりDisney+にて全米配信。日本での公開は未定。