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実写映画『ルックバック』第83回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門 正式出品決定

実写映画『ルックバック』第83回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門 正式出品決定
『ルックバック』©︎藤本タツキ/集英社 ©︎2026 K2Pictures・集英社

監督・脚本・編集 是枝裕和、原作・藤本タツキのタッグとなる実写映画『ルックバック』が、9月11日(金)より公開される。このたび、本作がイタリア時間9月2日~12日開催の「第83回ヴェネチア国際映画祭」コンペティション部門に選出され、正式出品が決定した。

藤本タツキ「ルックバック」が実写映画化!

小学館漫画賞などを受賞し、2025年には劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が公開されるなど、国内外で高い評価を受ける漫画家・藤本タツキ。なかでも「ルックバック」は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開されると大きな反響を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位を獲得したほか、多くのクリエイターや漫画ファンから支持を集めた。2024年には劇場アニメ化され、「第48回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞。2026年7月現在、発行部数は100万部を突破している。なお本作は、藤本タツキ作品として初の実写映画化となる。

監督・脚本・編集を務めるのは、2018年に『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞した是枝裕和。近作でも『ベイビー・ブローカー』(2022年)、『怪物』(2023年)、『箱の中の羊』(2026年)がカンヌ国際映画祭に出品されるなど、国内外で高く評価されている。是枝監督は偶然立ち寄った書店で原作と出会い、その物語と作り手としての覚悟に深く心を動かされたという。こうして、藤本タツキとの初のコラボレーションが実現した。

ベルリン、カンヌと並ぶ“世界三大映画祭”のひとつであり、最も歴史の古い映画祭である「ヴェネチア国際映画祭」。日本映画としては、最高賞の金獅子賞に次ぐ、銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した2023年の濱口竜介監督作品『悪は存在しない』以来、3年ぶりのコンペティション部門への出品となる。是枝監督作品としては、監督デビュー作『幻の光』が1995年の第52回で金のオゼッラ賞を受賞、2017年の第74回では『三度目の殺人』が、2019年の第76回では『真実』が、それぞれコンペティション部門に選出されており、7年ぶり4度目の「ヴェネチア国際映画祭」参加、およびコンペティション部門選出となる。イタリア時間9月2日から12日までの会期中には、現地へ是枝監督とともにW主演を務めた出口夏希、蒔田彩珠も参加予定。出口、蒔田ともに、「ヴェネチア国際映画祭」には初めての参加となる。

国内に留まらず、すでに台湾、香港、韓国での公開が決定し、さらに北米の配給会社GKIDSとの合意により、アメリカ・カナダ・イギリス・アイルランドでの配給も発表されている本作。世界的な注目を集める「ヴェネチア国際映画祭」への出品を受けて、国際的な舞台でのさらなる盛り上がりにも期待が高まる。

<コメント>

 是枝裕和(監督・脚本・編集)
コロナ禍で「不要不急」にカテゴライズされた職業に従事していた人間は、自分が心血を注いできた対象への愛や時間を否定されたような気がしてしばし、立ち止まり、悩んだのではないか?自分のしてきたことはその程度のものなのか、と。まさに僕自身がそうだった。

そんな丸まった自分の背中を優しく抱いて背筋を伸ばし、もう一度前を向いて歩かせてくれたのが藤本タツキさんの『ルックバック』だった。感謝しかない。なので直接お会いして「作って頂いてありがとうございました」とお伝えした。しかし、それはゴールではなくスタートだった。帰り道、自分は自分の仕事としてこの感謝を形にしようと覚悟した。

31年前、僕のデビュー作を上映してくれたヴェネチア国際映画祭でこの作品を再びお披露目出来ることに特別な感慨を抱いている。

出口夏希(藤野役)
ヴェネチア国際映画祭という特別な場所に、是枝監督と一緒に行けると聞いてすごく嬉しいですし、とてもワクワクしています。『ルックバック』は、時間をかけて積み重ねてきた大切な作品なので、この作品に関わる方の思いも含めて日本だけではなく、様々な国の方に知ってもらえることや、観てくださるみなさんがどう感じていただけるか、すごく楽しみです。

蒔田彩珠(京本役)
いつか是枝監督と海外の映画祭に行くことが夢だったので、今回、『ルックバック』がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への出品が決まって、とても嬉しいです。撮影している時から、この作品は絶対にたくさんの人の心を揺さぶるものになるはずだと思っていたので、より多くの方に見ていただけること、日本だけではなく、いろんな国の方の感想が聞けることが、今から楽しみです。

小出大樹(企画・プロデューサー)
先日、スタッフやキャスト、関係者のみなさんと一緒に、完成した作品を初めて観る、初号試写を迎えることが出来ました。
試写後には、原作者である藤本タツキさんが是枝監督に興奮気味に撮影方法や演出に関して質問されて、是枝監督が照れながらも嬉しそうに答えていたり、藤野役の幼少期を演じてもらった七瀬さんが初めてスクリーンで観る自分を少し恥ずかしかったといいながらも満足げな顔をしていたり、秋田県にかほ市の四季をこだわりぬいて撮影してきたカメラマンの上野さんとお互いを讃えてハグしたり、ロケーションで重要な道をみつけてくださった、にかほ市観光課の方がもう号泣しすぎてなにも話せなくなっていたり、と、そういう姿をあちらこちらで見ることが出来て、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間はないと思う瞬間でした。
そんな、みんなで力を尽くして作った『ルックバック』がお客さんに初めて観ていただけるワールドプレミア、世界初上映を、ヴェネチア国際映画祭で迎えられることは、幸運であり、光栄なことだと感じています。9月2日から始まるヴェネチア国際映画祭から間をおかずに、日本では9月11日に公開される今作を、日本のお客さんにも劇場で観てもらいたいです。
海外、日本を問わず、鑑賞後のお客さんからいただくリアクションや感想に接することもまた、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間になることはありません。作品を楽しみにしていただければと思います。

『ルックバック』©︎藤本タツキ/集英社 ©︎2026 K2Pictures・集英社

実写映画『ルックバック』は9月11日(金)より全国公開

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