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緑が目に優しい“観るマイナスイオン”なインド映画!ラーナー・ダッグバーティがゾウと競演『ハーティー 森の神』今夏テレビ放送

緑が目に優しい“観るマイナスイオン”なインド映画!ラーナー・ダッグバーティがゾウと競演『ハーティー 森の神』今夏テレビ放送
『ハーティー 森の神』
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“森の神”の怒り心頭! 不正な開発を阻止せよ

『ハーティー 森の神』は、インド東部を舞台にしたネイチャー・サスペンス・アクションとでも言うべき作品です。ラーナーさんが演じるスミトラナンダンは「森の神」と呼ばれており、動物たちと意思疎通ができてしまう(?)野生的な御仁。ゆえに森林の開発を目論む都会人からは変人扱いされてしまいますが、森とともに生きる彼にとって、そこに暮らす動物たちも大切な仲間なのです。

『ハーティー 森の神』

そんな本作は森をメイン舞台としているだけに、画面を覆うのは目に優しい緑色。雄大で神秘的な森を印象づけるための空撮も多用されていて、“観るマイナスイオン”とでも例えたくなるほど癒やし効果を感じます。しかし、カネに目がくらんだ環境大臣による森林の開発計画が物語の重要なトリガーとなっているため、自分が“どちら側の人間”なのかを突きつけられる想いで展開を見守ることになります。

『ハーティー 森の神』

悲しみを乗り越えて森とともに生きる

そこでシリアスに偏りすぎない役割を担うのが、プルキット・サムラート演じる象使いのシャンカル。ゾウを操り開発の協力する立場でしたが、反政府レジスタンスのアルヴィ(ゾーヤー・フセイン)に一目惚れしたことで、任務そっちのけになってしまいます。しかし小休止もつかの間、彼らにも悲しい事態が待ち受けていて……。

『ハーティー 森の神』

スミトラナンダンをはじめ森で暮らす人々の“大自然への感謝”は劇中歌でも綴られていて、そこに闖入してくるショベルカー(政治家)やライフル銃(警察)は、まさに“悪”の化身。例えば東京でも巨大な利権がチラつく樹木伐採の是非が指摘されていますが、武力ではなく人々の声や思いやりによって醜い現実を変えていこうとする本作のクライマックスには感動を禁じえません。

『ハーティー 森の神』

『ハーティー 森の神』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「ハマる!インド映画」で2024年7~8月放送

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『ハーティー 森の神』

人里離れた深い森で、野生のゾウの群れを見守りながらひとり暮らす男スミトラナンダン。そんな彼のことを人々は敬意を表して“森の神”と呼んだ。ある日、巨大企業がリゾート施設の開発のために森を占拠。森の神は森とゾウを守ろうとするが、罠に嵌められ投獄されてしまう。

監督・脚本:プラブ・ソロモン
出演:ラーナー・ダッグバーティ シュリヤー・ピルガオーンカル ゾーヤー・フセイン

制作年: 2021