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『RRR』超え大ヒット『K.G.F』の魅力と攻略法を解説! インド映画界にカンナダ語の「サンダルウッド」旋風

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ライター:#松岡環
『RRR』超え大ヒット『K.G.F』の魅力と攻略法を解説! インド映画界にカンナダ語の「サンダルウッド」旋風
『K.G.F:CHAPTER 1』
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異能の人プラシャーント・ニール監督の誕生

このような物語手法がこれまであっただろうか。少なくとも、インド映画にはなかったと思う。『バーフバリ』二部作(2015年/2017年)や『RRR』のS.S.ラージャマウリ監督は、もちろんフラッシュバック等の手法は使うものの、明晰な映像を見せてストーリーを語っていく。だが、『K.G.F』のプラシャーント・ニール監督は違う。わかりやすい映像を見せることをよしとせず、人間の脳内の動きのような画像処理をはめ込み、物語を進行させていくのだ。まるで、映画の呪力にからめとられるような、映画体験を強いられるのが『K.G.F』なのである。

こんな監督が、ほのぼの映画界だったサンダルウッドでなぜ生まれたのか。17歳の頃から映像作家になることを志し、ハリウッド映画やヒンディー語の1970年代アクション映画をよく見ていたという監督。監督デビュー作『Ugramm(怒り)』(原題:2014年)も評判が高かったというが、その辺りからサンダルウッドのメタモルフォーゼはすでに始まっていたのだ。異能の人プラシャーント・ニール監督の実力を、『K.G.F:Chapter1&2』でたっぷりと味わってほしい。

文:松岡 環

『K.G.F:Chapter1&2』は2023年7月14日(金)より新宿バルト9ほか全国公開

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『K.G.F:Chapter1&2』

CHAPTER1:最強のマフィアに成り上がる!
1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊で金鉱(KGF)を発見。全てを一族で管理して巨万の富を築くいっぽうで、労働者は外部から遮断され奴隷のように働かされていた。

同じ年にスラム街でひとりの少年が生まれる。少年は唯一の身内であった母を10歳のときに亡くし、生き残るためにマフィアの下で働き始める。ロッキーと名乗った少年は、マフィアの世界でのし上がっていく。やがて最強のマフィアとなったロッキーは、ボスからKGFの支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう指令を受けるのだが…。

CHAPTER2:全ては俺が奪い取る! 
KGFを支配下に置いたロッキーは、新たな金鉱を発見し事業を拡大していく。しかし一方で、死んだと思われていたスーリヤワルダンの弟アディーラが現れ、KGF奪還を目指し勢力を束ねていた。そしてロッキーの唯一の弱点である恋人リナをさらい人質とする。リナ救出に向かったロッキーは、アディーラに撃たれ瀕死の重傷を負う。そしてアディーラは金輸出を妨害してKGFを孤立させ、ロッキーの同盟者をせん滅していく。

最大の敵に窮地に追い込まれたロッキー…果たして彼はKGFを守り、生き残ることができるのか!?

監督・脚本:プラシャーント・ニール
出演:ヤシュ
   シュリーニディ・シェッティ
   サンジャイ・ダット
   ラヴィーナー・タンダン

制作年: 2018