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『RRR』超え大ヒット『K.G.F』の魅力と攻略法を解説! インド映画界にカンナダ語の「サンダルウッド」旋風

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ライター:#松岡環
『RRR』超え大ヒット『K.G.F』の魅力と攻略法を解説! インド映画界にカンナダ語の「サンダルウッド」旋風
『K.G.F:CHAPTER 1』
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悪か正義か、主人公ロッキーの異様な魅力

『K.G.F』とは、「コーラーラ・ゴールド・フィールズ(コーラーラ金鉱地区)」の頭文字である。カルナータカ州の最南部の東端に実際にある地名で、州都ベンガルール(旧バンガロール)にも近い。実際の金鉱は1956年に国有化され、その後も金の産出は細々と続いていたが、インド政府は環境保全と経費の問題から2001年2月をもって閉鎖することを決定した。劇中では1951年、ここで金鉱が発見され、その後表向きには石灰石と偽って金が掘られ続けるのだが、その同じ日に生まれた少年ロッキーが本作の主人公である。

『K.G.F:CHAPTER 1』

ロッキーは10歳で母を亡くし、その母の教えを胸にボンベイ(現ムンバイ)に出ていく。ボンベイのマフィアに度胸を買われ、配下として成長したロッキーは、K.G.Fに関わる大物マフィアに殺しの依頼を受けてバンガロールに赴く。だがバンガロールでは実行できず、殺人遂行のためにK.G.Fへと潜入する――というストーリーだ。

主人公ロッキーを演じるヤシュが不気味である。鋭いまなざしに引き結んだ口、さらさらヘアの長髪が長いあごひげ&濃い口ひげと共に顔の輪郭を際立たせ、目力を一層強く見せる。大柄な体にハンマーだろうがカラシニコフだろうが武器を持たせると、その姿は鬼神と化す。しかし、得物を何も持っていなくても、威圧的なオーラを放つその姿は見る者を引きつける。ところがロッキーは、クールかと思えばマフィアの娘でわがままなお嬢・リナ(シュリーニディ・シェッティ)をわがものにせんと、強引なナンパを繰り返す。子を持つ母親にはやさしいが、ヒーロー役としてはかなり特異なキャラクターである。

『K.G.F:CHAPTER 2』

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『K.G.F:Chapter1&2』

CHAPTER1:最強のマフィアに成り上がる!
1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊で金鉱(KGF)を発見。全てを一族で管理して巨万の富を築くいっぽうで、労働者は外部から遮断され奴隷のように働かされていた。

同じ年にスラム街でひとりの少年が生まれる。少年は唯一の身内であった母を10歳のときに亡くし、生き残るためにマフィアの下で働き始める。ロッキーと名乗った少年は、マフィアの世界でのし上がっていく。やがて最強のマフィアとなったロッキーは、ボスからKGFの支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう指令を受けるのだが…。

CHAPTER2:全ては俺が奪い取る! 
KGFを支配下に置いたロッキーは、新たな金鉱を発見し事業を拡大していく。しかし一方で、死んだと思われていたスーリヤワルダンの弟アディーラが現れ、KGF奪還を目指し勢力を束ねていた。そしてロッキーの唯一の弱点である恋人リナをさらい人質とする。リナ救出に向かったロッキーは、アディーラに撃たれ瀕死の重傷を負う。そしてアディーラは金輸出を妨害してKGFを孤立させ、ロッキーの同盟者をせん滅していく。

最大の敵に窮地に追い込まれたロッキー…果たして彼はKGFを守り、生き残ることができるのか!?

監督・脚本:プラシャーント・ニール
出演:ヤシュ
   シュリーニディ・シェッティ
   サンジャイ・ダット
   ラヴィーナー・タンダン

制作年: 2018