『ピカソ・トリガー』シリーズとは?
80~90年代はセクシーなアクション映画が目白押しだった。中でもお色気バツグンのプレイメイトたちが主演し人気シリーズとなったのが『ピカソ・トリガー』。その完結作が『ピカソ・トリガー/リーサル・エンジェルス』(1998年)だ。
『リーサル・エンジェルス』は1998年のアクション映画で、シリーズの大半を手がけたアンディ・シダリス監督による12作目。セクシーな女性エージェントたちが活躍するスパイ・アクションで、シリーズの最後を飾る作品でもある。
『ピカソ・トリガー/リーサル・エンジェルス』© Andy Sidaris.
ストーリーはいたってシンプルで、<L.E.T.H.A.L.>のエージェントたちが財宝の在処を示すコンピューター・ディスクをめぐって戦う、というもの。爆発あり、銃撃戦あり、そして美女たちの活躍あり……と、まさにB級アクションの醍醐味が詰まっている。お察しの通りセクシーな演出がシリーズの大きなウリで、水着や露出度の高い衣装でのミッション遂行がお約束になっている。とはいえ、それが妙にスタイリッシュなのがシダリス作品の魅力でもある。
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元プレイメイトら大暴れ!セクシーとアクションごった煮ムービー
本作はシリーズ最終作だけあって、キャストはシリーズ常連組が勢ぞろい。ジュリー・ストレイン(ウィロー・ブラック役)、ジュリー・K・スミス(コブラ役)、ロドリゴ・オブレゴン(ロドリゴ・マルティネス役)、シェイ・マークス(タイガー役)、マーカス・バグウェル(ウォリアー役)、そしてキャリー・ウェストコット(ソフィア役)など、個性豊かなキャラクターが大暴れ。中でも元プレイメイトのウェストコット演じるソフィアが作品にミステリアスな雰囲気を加えている。
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シリーズは1985年の『Malibu Express』からスタートし、計12作品が制作された。後期作品では<L.E.T.H.A.L>が中心となり、スパイ要素が強まる展開が多い。どの作品も「銃、爆発、美人」というスタイルからブレることはなく、本作もその集大成といえるだろう。
言わずもがな、何も考えずに楽しめる娯楽作品であり、シリーズを通しての“目的”も明確そのもの。シリアスなスパイものではなく、美しいエージェントたちが大暴れする独特の世界観が魅力だ。セクシーもアクションも潔く振り切っていてツッコミどころも満載。それが唯一無二の楽しさにつながっている。
『ピカソ・トリガー/リーサル・エンジェルス』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2025年6月放送