ディズニー100周年記念アニメ『ウィッシュ』映像初解禁！『アナ雪』製作陣が贈る“集大成”作品の見どころは？

ディズニー100周年記念アニメ『ウィッシュ』の日本公開日が2023年12月15日（金）に決定。壮大な物語の一端が垣間見える予告映像が解禁となった。

ディズニーの“原点”にして“真髄”

1923年にウォルト・ディズニーと彼の兄によって設立された＜ディズニー・ブラザーズ・カートゥーン・スタジオ＞がウォルト・ディズニー・カンパニーの始まりであり、世界初のフルカラー長編アニメーションとなる『白雪姫』を誕生させてから、今まで61作品にも及ぶ長編アニメーション映画を世に送り出してきた。

それらの作品からは次々と人気キャラクターが生まれ、テーマパークや商品など多岐にわたり、時代を超えて世界中の人々を魅了し続けてきた。そんなディズニーにとって「アニメーション」とは、“原点”にして“真髄”といえる。

そして2023年、創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作となるアニメーション最新作が『ウィッシュ』だ。

本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る、ディズニー100年の歴史の集大成となる新たなドラマティック・ミュージカル。このたび、作品の重要なテーマとなる“願いの力”が描かれた特報映像が公開された。

『ウィッシュ』© 2023 Disney. All Rights Reserved.

心からの強い“願い”こそ、すべての魔法の始まり――

『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品。これまで『白雪姫』や『ピノキオ』、『シンデレラ』などディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り拓いてきたが、本作では、あらゆる過去作品の世界よりも以前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている＜ロサス王国＞を舞台にした物語が描かれる。

そんな本作の主人公は、“願いの力”をまだ知らない17歳のアーシャ。前向きで明るく、王国の人々を大切に思っている彼女はある出来事によって、この夢のような王国に隠された“裏の顔”を知り、ディズニー史上もっとも恐ろしいヴィランに立ち向かうことになる。

このたび解禁となった映像は、アーシャが暮らすロサス王国の様子から始まる。願いが叶うと言われている魔法の王国の平和な場面が映し出されるが、ロサス国王・マグニフィコ王の「差し出すだけでいい、お前の願いをこの私に」という言葉で一変、その裏に隠された王国の暗い秘密を垣間見せる。

さらに、アーシャの相棒となるヤギのバレンティノと、星の姿をしたキャラクター“スター”も登場。スターが身にまとう光り輝く粉には魔法の力があるようで、バレンティノがその粉を食べると……その可愛らしい見た目からは想像できない低音ボイスで人間の言葉が話せるように！ そんなユーモアあふれる面々に加え、もちろんディズニーらしい魔法も登場する。

物語を彩る劇中曲「This Wish」を手がけたのは？

一番の注目ポイントは、映像内で流れる“願い”について歌った劇中曲「This Wish（原題）」。王国の危機を救おうと、愛する人たちのために強く願うアーシャの心情が表現された一曲だ。アーシャの強い“願い”により、無数に輝く星の一つが突如強い光を放ち、そして奇跡が起こる――。力強くもエモーショナルなこの楽曲は観客の心に響き、いっそう作品を盛り上げてくれるだろう。

本作の音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートされ、ジャスティン・ビーバーやエド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供など、世界的ソングライター兼アーティストとして活躍するジュリア・マイケルズ。ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや、『アナと雪の女王』のロバート＆クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として礎を築く存在となりそうだ。

そしてヒロイン・アーシャの声優を務めるのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。監督は、『アナと雪の女王』1＆2を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、クリスと同じく『アナと雪の女王』1＆2を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーと、ディズニーのレガシーを受け継いできた最高のスタッフが集結している。

『ウィッシュ』は2023年12月15日（金）より劇場公開