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ツンデレMAXなレア・セドゥに悶絶!『それでも私は生きていく』の“美術館デート”シーンはユルかわファッションにも注目

ツンデレMAXなレア・セドゥに悶絶!『それでも私は生きていく』の“美術館デート”シーンはユルかわファッションにも注目
『それでも私は生きていく』

レア・セドゥ主演最新作『それでも私は生きていく』が2023年5月5日(金・祝)より全国順次公開。このたび、セドゥ演じる主人公サンドラが恋人に見せる“ツンデレ”な様子を捉えたデートシーンが解禁となった。

『それでも私は生きていく』アザービジュアル

親の死=悲しみと新たな恋=喜びの狭間で

『未来よ こんにちは』(2016年)で第66回ベルリン国際映画祭・銀熊(監督)賞を獲得し、フランス映画界を代表する存在となったミア・ハンセン=ラブ監督が、レア・セドゥとタッグを組んだ本作。監督自身の父親が病を患っていた中で脚本を書いたという自伝的作品であり、父の病に対する“悲しみ”と新しい恋の始まりに対する“喜び”という、正反対の状況に直面するシングルマザーの心の揺れを繊細に描き出す。

本作は、親の死を意識したときに誰もが感じる無力感や恐れだけでなく、新しい情熱が生まれる可能性も描くことで、人生を愛したくなる感動的な映画に仕上がっており、第75回カンヌ国際映画祭でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞した。

『それでも私は生きていく』

ファッションにも注目の“ツンデレ”デートシーン

サンドラは、通訳者として働きながらパリの小さなアパートで8歳の娘リンとふたり暮らしをしているシングルマザー。彼女の父ゲオルグは病を患い、仕事、父の介護、子育て……と日々やるべきことをこなすのに精いっぱいで、自分自身のことは長年放ったらかしだった。そんな中、再会した旧友のクレマンと恋に落ち、心身ともに満たされた日々を送っていた。

『それでも私は生きていく』

このたび解禁となった本編映像は、サンドラの自宅に来ていたクレマンと、その日の過ごし方について話をしている姿から始まる。彼女は恋人とのやりとりで拗ねた様子を見せながらも、一緒に出掛けることにする。オランジュリー美術館に向かった二人は、モネの「睡蓮」の間を堪能した後、緑の美しい広場を歩く。

「いつまで拗ねてる?」と聞かれたサンドラは「ずっと」と答えながらも、二人きりの時間を楽しんでいるようで微かに口もとを緩ませる。そして突然、かくれんぼしようと茂みの方へ走り出してゆき……。

普段は飾らないラフな装いが多いサンドラだが、このシーンでは目を引く真っ赤なワンピースをまとい、ネイビーのシャツをざっくりと羽織った緩急のあるコーディネートが秀逸。クレマンに対して“ツンデレ”な態度を取りながらも内心ではデートに心躍る、彼女の内面の現れとも見ることができる。

レア・セドゥ「死と愛の対比が本当に美しいと思った」

クレマンとの交際に満たされる一方で、父ゲオルグの病状は徐々に悪化していき、映画はそんなサンドラをめぐるふたつの相反する感情を中心に描いていく。監督は、「サンドラは、不安定な関係でも、クレマンと一緒にいることで大きな幸せを感じています。でも父親とのことでは苦しみしかない。ふたつのストーリーは共存しています。この共存を描き出せる映画的手法を探ることに興味がありました」と語る。

脚本を読み出演を即決したというレア・セドゥも、「脚本を読んだとき、サンドラが父親の病気による死に直面しているという事実にとても衝撃を受けました。一方で、彼女はクレマンとの新しい愛を育んでもいて、この死と愛の対比が本当に美しいと思いました」と語っている。

さらに監督は、「サンドラが自分の気持ちを表現できる機会はほとんどありません。献身的な彼女は父を訪ねれば会話を促し、恐怖や苦しみの感情を吐き出させようとしますが、彼女自身の苦悩を語ることはできない。クレマンとの関係は熱情的な性質で、あまり言葉が介在する余地はない……サンドラは語り合うことよりも、肉体的な愛を通して彼女らしくいられるんです」と、クレマンとの恋がもたらすものを説明している。この映像でも、恋人に心を許しているゆえに見せる、サンドラの無邪気さを感じることができるだろう。

『それでも私は生きていく』

なお新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか一部の上映劇場にて公開日初日より本作を鑑賞すると、先着で本作のアザービジュアルチラシがプレゼントされる(数量限定/なくなり次第終了)。頬づえをつきながら柔らかな表情で真っすぐ前を向き、うつむくサンドラの表情を大きく捉えた、35ミリフィルムで引き立つ強い色味も印象的なビジュアルは要チェックだ。

『それでも私は生きていく』は2023年5月5日(金・祝)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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