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「観客の多くは驚くと思う」“バッシュ界の負け組”だったナイキは、なぜジョーダンとの契約ができたのか? 衝撃の実録モノ『AIR/エア』

「観客の多くは驚くと思う」“バッシュ界の負け組”だったナイキは、なぜジョーダンとの契約ができたのか? 衝撃の実録モノ『AIR/エア』
『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

伝説のナイキシューズ<エア ジョーダン>――落ちぶれていたバスケットボール部門の負け犬チームたちの一発逆転の賭けと取引、そしてシューズ誕生までの感動の実話を描く『AIR/エア』が2023年4月7日(金)より日本公開。たった1足で世界を変えた、今なお爆売れし続ける<エア ジョーダン>の誕生までを描いた実録映画だ。

『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

<エア ジョーダン>は如何にして世界を変えたのか?

NBA所属チームの幾度もの優勝や、度々MVP選手に選出されてきた桁外れの実力と実績から「バスケットボールの神様」と呼ばれ、いまだ伝説として語り継がれるバスケットボールプレイヤーにして生ける伝説、マイケル・ジョーダン。2016年にはオバマ元大統領から、バスケットのみならず社会へ与えた様々な影響に対する最大の称賛である<大統領自由勲章>を授与されるなど、世界中に希望と憧れを与え続けている。

マイケル・ジョーダンの名前を冠したシューズ<エア ジョーダン>は、今なお新作の発売に世界が熱狂し、40億ドルを売り上げ、過去のシリーズにもプレミアがつくほどの人気を誇る。そんな世界的シューズブランドが、実は崖っぷち企業の一発逆転劇から生まれたことはご存じだっただろうか?

『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

近年では「バスケットシューズといえばナイキ」というイメージが浸透し、<エア ジョーダン>シリーズの存在を知らない人はいないといっても過言ではない。しかし、今から約40年前までは“ナイキ=ランニングシューズ”であり、バッシュを連想する人はほとんどいなかった。NBAの世界でもナイキ以外のブランドが主に使用される中で、ナイキのバスケ部門は負け組部署だったのだ。

そんな1984年、当時まだ駆け出しのルーキーだったマイケル・ジョーダンという未知数の選手に、マット・デイモン演じるナイキ社員のソニー・ヴァッカロはナイキの命運を託す決断をする。なお<エア ジョーダン>といえば“赤”のイメージがあるが、当時のNBAではシューズの規定が厳しく、カラー比率の高いシューズを履いた選手には罰金が科せられていた。

『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

ともあれ、この前代未聞の契約は今までのありとあらゆる定石、常識を覆し、世界的スニーカーブランドの礎を築くことになる。

もちろん、それ以前にもシューズの広告塔にNBA選手を起用することはあったが、一人の選手のために特別にデザインしたシューズを開発する、という試みは前例のない大きなリスクを背負う大胆な施策であり、ゼロか100かの一発逆転の賭けだった。これらはすべて、まだ無名だったマイケル・ジョーダン=世界最高峰の才能を見抜いたソニーの慧眼、未来のレジェンドプレイヤーとその母親を口説き落とした熱意、ベン・アフレック演じるナイキのCEOフィル・ナイト率いるチームの信念の賜だ。

彼らは歴史を動かし、単なるバスケットボールシューズを“永遠の憧れ”へと変革した。これが<エア ジョーダン>誕生の真実である。

『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

ベン・アフレック「観客の多くは驚くと思う」

ベン・アフレックは伝説誕生の物語を、リアルな思い出と共にこう語っている。

1985年の冬か1986年の春ごろ、アディダスをはじめとする当時人気のシューズが、すべてナイキに入れ替わったときのことをかなりはっきりと覚えているよ。一夜にして、格好良くありたいなら持つべきシューズは“ナイキ”に変わったんだ。でも、その<エア ジョーダン>の起源にこんな裏話があったなんて、一切知らなかった。

シューズがマイケルを偉大な選手にしたわけではなく、彼の偉大さがこのシューズを社会現象にまで押し上げたことは、もちろんわかっている。スニーカー文化は今、右肩上がりだが、『AIR/エア』はその文化の誕生を描く。観客の多くは驚くと思うけれど、それこそがこの物語の魅力だと感じたよ。

『AIR/エア』© AMAZON CONTENT SERVICES LLC

そんな“エア ジョーダン伝説”から40年ほど経った現在、ヴァッカロ本人も、興奮気味に当時のエピソードを鮮明に振り返る。

<エア ジョーダン>がこんなことになるとは、世界中の誰ひとりとして想像していなかっただろう。ナイキがおこなったことは誰もやったことがなかったので、私ですらこんなことが起こるとは思っていなかった。それこそが驚きだった。

“史上最高”は一人しかいないが、それは誰が最多回数チャンピオンになったか、誰が最高の選手なのかということではない。もちろんそれは“史上最高”に信ぴょう性を与えるが、マイケルがバスケットコート以外の場所でおこなってきたことも関わってくる。彼は企業にさえも革命を与えた。アスリートをパートナーとして、個人に世代を超えた富を与えた。マイケル前後にも偉大な選手は存在するが、マイケルとこのシューズほどのことが起こったことはない。ただのシューズだよ? 信じられるかい?

――「世界一有名なスニーカーブランド」として、あらゆるバスケットマンやスニーカーマニアが憧れる<エア ジョーダン>。この伝説のシューズは、いかにして誕生したのか? ナイキは、どのようにしてジョーダンとの契約を成し遂げたのか……? マット・デイモンとベン・アフレックの名コンビと豪華キャストで今、その感動の実話が明かされる。

『AIR/エア』は2023年4月7日(金)より全国ロードショー

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