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『エブエブ』強し!“快挙&復活”の第95回アカデミー賞授賞式『RRR』ナートゥで大盛況!!『西部戦線』大健闘、巨匠は不発

『エブエブ』強し!“快挙&復活”の第95回アカデミー賞授賞式『RRR』ナートゥで大盛況!!『西部戦線』大健闘、巨匠は不発
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』©︎ 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
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本日7時半(日本時間)より第95回アカデミー賞の授賞式が行われ、レジェンド監督の集大成作から新進気鋭の若手監督の意欲作まで、本命候補乱立の大混戦に、ついに決着がついた。

やはり最もエモかった瞬間は、プレゼンターを務めたアリアナ・デボーズも涙声でその名を読み上げた、助演男優賞のキー・ホイ・クァン。号泣しながら「84歳の母がテレビで受賞式を観ているんです。母さん、オスカー獲ったよ!」と叫んだクァンは、「こんなこと映画の中だけの出来事だと思っていました。これがアメリカンドリームです!」と喜びをあらわにし、家族やスタッフ、共演者への感謝を述べた。

歌曲賞ノミネートを果たした初のインド映画『RRR』の「ナートゥ ナートゥ」も忘れてはいけない。式途中、司会ジミー・キンメルをナートゥ・ムーブで壇上から追い出すという小ネタで笑いを誘いつつ、その後のライブパフォーマンスも圧巻。カーラ・バイラヴァ&ラーフル・シプリガンジの生歌に合わせてダンサーたちが劇中シーンを再現する持久戦パフォーマンスに、会場は大いに沸いた。

結果はもちろん、M・M・キーラヴァーニがめでたく受賞! 作詞家チャンドラボースと共に登壇し、カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」の替え歌まで披露していた。

クァンと同じく“復活”で涙を誘ったのが、主演男優賞を獲得したブレンダン・フレイザー。大きな瞳に涙をたっぷり溜めながら“マルチバース”ネタを交えてスピーチし、手の中のオスカー像を愛おしそうに見つめる姿が印象的だった。

そして主演女優賞のミシェル・ヨーは、『TAR/ター』のケイト・ブランシェットとの事実上の一騎打ちを制し、アジア人として初ノミネート&受賞という“快挙”を成し遂げた。

最終的に『エブエブ』ファミリーは作品賞、監督賞、主演女優賞、助演✕2、編集賞、脚本賞の計7部門で受賞。クァンは作品賞プレゼンターのハリソン“インディ”フォードの頬にキスし、喜びを爆発させていた。

なんだかもうグッとくる瞬間の連続で、例年以上に見どころの多かった第95回アカデミー賞授賞式。一番のサプライズは4部門受賞のNetflix『西部戦線異状なし』だが、スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』、マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』のゼロ受賞も意外ではあった。

そのほか全受賞結果は次ページで!(★が受賞者/作品)。今すぐ劇場/配信で観られる受賞作もあるので要チェックだ。

次ページ:全受賞結果&作品リンクは次ページで
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