アカデミー賞最有力! 『イニシェリン島の精霊』第80回ゴールデングローブ賞、最多3部門受賞

アカデミー賞最有力! 『イニシェリン島の精霊』第80回ゴールデングローブ賞、最多3部門受賞
『イニシェリン島の精霊』©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2017年の映画賞を総なめした『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』が、「第80回ゴールデングローブ賞」で【作品賞(ミュージカル/コメディ部門)】【主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門/コリン・ファレル】【脚本賞(マーティン・マクドナー)】の最多3部門で受賞を果たした。

「これ以上自分に関わると指を切り落とす」

本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さな島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。

賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。

『イニシェリン島の精霊』©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

公開各国で大ヒット! マーティン・マクドナー作品の人気

先の「第79回ヴェネチア国際映画祭」においてヴォルピ杯 男優賞(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)の2冠を手にし熱い注目を浴びている本作。2022年10月21日に日本に先駆けて世界各国で公開されるや2022年の館アベレージ2位を記録し、イギリスでは週末興行収入ランキングで2位、そして物語の舞台でもあるアイルランドでは1位発進と各国で堂々の大ヒットスタートを切った。

全米最大のレビューサイト「Rotten Tomatoes」でもほぼ満場一致の絶賛が続くなか、賞レースの口火を切る形で「ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」でも本作が主演男優賞(コリン・ファレル)、助演男優賞(ブレンダン・グリーソン)、脚本賞(マーティン・マクドナー)の主要3部門を受賞。今回のゴールデングローブ賞受賞により、アカデミー賞最有力作品としてますます前進する結果となった。

『イニシェリン島の精霊』は1月27日 (金)よりTOHOシネマズ シャンテほかロードショー

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