フランス人は意地悪?パリはロマンチックじゃない? 『エミリー、パリへ行く』をパリジェンヌが見てみた

フランス人は意地悪?パリはロマンチックじゃない? 『エミリー、パリへ行く』をパリジェンヌが見てみた
『エミリー、パリへ行く』

待望のシーズン3が配信開始

ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』を手掛けたダーレン・スターが製作、リリー・コリンズが主演を務めるNetflixの人気ドラマ『エミリー、パリへ行く』(12月21日よりシーズン3が配信開始)より、パリを舞台にした本作の過去シーズンを観たパリジェンヌたちが感想を語る動画が公開されている。

セーヌ川の水は青くない!?

このドラマシリーズを観ながらコメントするのは、ポッドキャスト番組「Peak TV」のホストであるAnais(アナイス)とMarie(マリー)。パリ在住の2人の女性がまず教えるのは、「パリはそんなにロマンチックな街じゃない」ということ。パリを流れるセーヌ川の水は青くなく、実際にはひどく汚れていて茶色だという事実を明かし、「飛び込み厳禁」「死んじゃう」と2人は注意を呼びかける。

シーズン1でパリへ到着したエミリーはアパルトマンの“メイド部屋”に住むことになり、そこはパリの街を見下ろす窓がある眺めのいい部屋として描かれている。実際のメイド部屋は「窓が1つあればラッキー」な非常に狭い部屋のはずだとマリーは説明し、「この部屋に住むとしたら……超高いでしょうね」とアナイスも家賃がつい気になってしまうようだ。

『エミリー、パリへ行く』

また、エミリーがパリで勤務するオフィスは10:30ごろ出社ということになっているが、「ありえない」「そんな会社ないわ。みんな8:50ぐらいまでには出社してる」と、フランス人が朝はゆっくり出社するイメージを否定する2人。実際にパリで働く人々の平均的な就業時間とは異なることを指摘した。

シーズン2で、週末旅行に出かけるエミリーが夜行列車に乗るシーンがあるが、その豪華な車内のシーンを見たマリーは「こんな豪華じゃない。フランスでは誰もこんな電車に乗らないわ」とツッコミを入れる。「オリエント急行みたいね」「テーマパークみたい」と非現実的な乗り物であることを伝える。

そして、エミリーが出会った中国系の友人ミンディが「フランス人は意地悪」「陰で言うことを面と向かって言う」と語る場面については、2人は「これは本当ね」「たしかに」と同意。マリーは「面と向かって言わないと。陰で言うのはだめ。意地悪ってそういうことでしょ」とフランス人独特の感覚が垣間見えるコメントをしている。

ほかにも、飲食店などでは接客サービスがよくないこと、車が乱暴運転であること……ドラマで描かれるいくつかのエピソードは事実だと語るなど、リアルなパリ事情を明かした2人。本作ではステレオタイプなフランスのイメージも描かれているが、フランス人やフランスの文化の特徴をとらえた表現も少なくないようだ。

パリで暮らしながら仕事や恋に揺れるエミリーは、はたしてシーズン3でどのような決断を下すのか。

ドラマ『エミリー、パリへ行く』はNetflixで独占配信中

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