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死ぬたびに記憶は残されたまま、別の身体で再生される 鬼才ポン・ジュノ監督の謎に包まれた最新作『Mickey 17(ミッキー17)』

死ぬたびに記憶は残されたまま、別の身体で再生される 鬼才ポン・ジュノ監督の謎に包まれた最新作『Mickey 17(ミッキー17)』
『Mickey 17』

ポン・ジュノ監督待望の最新作

ポン・ジュノ監督待望の最新作となる『Mickey 17(ミッキー17)』の公開日が先頃決定し、大きな注目を集めている。

ポン・ジュノは『パラサイト 半地下の家族』(2019年)で、「第72回カンヌ国際映画祭」パルム・ドール賞を受賞、「第92回アカデミー賞」でも、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞とタイトルを総なめし、一躍世界的にその名を知らしめた。

主演はロバート・パティンソン

先日、ティザー映像が公開され、2024年3月29日に公開日が確定したことも発表されたこの『Mickey 17』は、エドワード・アシュトンの小説「Mickey7」を原作とするもので、主人公をつとめるのは、THE BATMAN-ザ・バットマン-」「TENET/テネット」のRobert Pattinson(ロバート・パティンソン)。

作品自体は現時点においても製作中であるため、詳細については判明していない部分も大きいが、既に公開されている資料などによると、氷に閉ざされたニヴルヘイムという場所を舞台に、同地を植民地化すべく送り込まれた遠征隊のクルーである“Mickey 17”が、危険すぎる様々な任務をこなしながら、辛くも生きながらえていく姿が描写されるという。

主人公のMickey 17は、危険な任務などで命を落とすたびに、記憶はほとんどキープされたままで、何度も別の身体で再生される特殊なキャラなのだという。つまり、Mickey 17の“17”とは、再生の回数を意味していると推測される。パティンソンに求められる演技が一体どのようなものとなるのかも気になるところだ。

そうした特徴を聞くと、今度は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(トム・クルーズ主演、ダグ・リーマン監督/2014年)的な要素も出てくるのかと気になってしまうが、メガホンをとるのがあのポン・ジュノ監督である。同監督ならではの持ち味、とりわけブラック要素などがふんだんに散りばめられているだろう。
実際、ポン・ジュノ監督はかつてインタビューの中で、『パラサイト』を作った際に思い浮かんだアイデアの多くが、尺の都合で作品に持ち込めなかったという。こうしたお蔵入りしかけた多くのアイデアを投入したことを明かしており、今作の『Mickey 17』にも当てはまる可能性が高いと見られる。

なお、こうした要素に加え、ナオミ・アッキー、トニ・コレット、マーク・ラファロ、スティーヴン・ユァンといった豪華キャストも登場する。

『Mickey 17』は2024年3月29日に米公開予定

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