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女学生が寝台車で粗野な男と出会う… カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ世界中の映画祭で17冠の快挙『コンパートメントNo.6』

女学生が寝台車で粗野な男と出会う… カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ世界中の映画祭で17冠の快挙『コンパートメントNo.6』
『コンパートメントNo.6』 ©︎2021 - AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM PRODUCTION

カンヌ映画祭グランプリ、アカデミー賞国際長編映画賞フィンランド代表選出、ゴールデングローブ賞ノミネート、フィンランド・アカデミー賞と言われるユッシ賞で7冠ほか世界中の映画賞を席巻した『コンパートメントNo.6』が、2023年2月10日(金)より全国順次公開される。

旅情溢れるエモーショナルな予告編

予告編は、フィンランドから留学中の学生ラウラがモスクワで寝台列車にひとりで乗り込むシーンから始まる。同室となった粗野なロシア人の炭鉱夫リョーハの振る舞いや言動にうんざりし、「フィンランド語で『愛してる』はどう言う?」と酔っ払って問いかけるリョーハに対し、「“ハイスタ・ヴィットゥ”(くたばれ)よ」と答えるラウラ。

よくある “ロスト・イン・トランスレーション”なやりとりからは、二人の関係性が親密になっていくことを予感させるが、その後のシーンではラウラの元恋人が女性であることも描かれ、本作がいわゆる恋愛映画とは違うことも感じさせる。ラウラにとってリョーハは一体、どのような存在となっていくのだろうか?

キャストや音楽、乗車券を模した前売鑑賞券にも注目

ラウラの元恋人の女性を演じるのは、ヴィターリー・カネフスキー監督の傑作『動くな、死ね、甦れ!』で主演の少女ガリーヤを演じたディナーラ・ドルカーロワ。映画ファンには嬉しいワンカットも登場する。

また、予告編で流れている楽曲は、1986年にフランス人のDesireless(デザイアレス)が歌い、ヨーロッパ中で大ヒットした「Voyage Voyage」。「旅」というストレートなタイトルを持つ同曲は、80年代っぽいフレンチ・エレクトロニック・ディスコで、1990年代を舞台にした本編でも時代性を感じさせて印象的に使用されていることから、予告編でも全面的に採用された。

地球最北端の駅ムルマンスクを目指す長い道中で、次第にラウラのまなざしや雰囲気が変化していく様子とシンクロし、これが彼女にとってエモーショナルな旅になることを描いた予告編となっている。

さらに、予告編の最後に映る紙の前売鑑賞券は、乗車券を模したデザインとなっており、映画館を列車に見立てて「乗車」して楽しんでほしいという配給会社の遊び心も生かされたチケットとなっている。

『コンパートメントNo.6』は2023年2月10日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

『コンパートメントNo.6』 ©︎2021 – AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM PRODUCTION

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『コンパートメントNo.6』

監督/脚本:ユホ・クオスマネン
原作:ロサ・リクソム

出演:セイディ・ハーラ、ユーリー・ボリソフ、ディナーラ・ドルカーロワ、ユリア・アウグ

制作年: 2021