ネイマールは“バットマンとジョーカー” 自分の人生は好きに生きる

ネイマールは“バットマンとジョーカー” 自分の人生は好きに生きる
『ネイマール: パーフェクト・カオス』

Netflixドキュメンタリー『ネイマール: パーフェクト・カオス』では、ブラジル代表のネイマールが過去出場したW杯をはじめとするこれまでの歩みを振り返っており、自身への批判に対する胸の内も明かしている。

華麗なテクニック、鮮やかなプレーで人々を魅了する一方で、ときに大げさにも見えるリアクション、そして華やかな私生活をのぞかせることで、どうしてもメディアやサポーターから批判を浴びることもある。当のネイマールは「どう思われても気にしない。僕の態度やプレーの仕方、ネイマールはパーティー三昧だとか。マジでどうでもいい。僕の活躍の話は? 勝手に怒られても困る。向こうの問題だろ。僕の人生さ、好きに生きる」と意に介さない。

父親で代理人のネイマール・シニア氏は「キャリアはコントロールできるが、彼自身の管理は無理だ」と胸中を語るが、母親のナディーン・サントス氏は「もっと彼の人間性や内面を見てほしい。いつも言うの。与えれば要求は増える。神でさえ万人を幸せにできない」と息子を支持する。

自宅に飾られているバットマンとジョーカーの2つ、その両面を持つネイマールの肖像画も、彼の内面を映しているのかもしれない。ネイマールは「必要以上に批判されているよ。嫌になるときもある。家族や友達にとってはバットマン。他人にとってはジョーカーだ」と話す。

ただ、サッカーへの真摯な取り組みがあるからこそ、今の世界的な名声と栄誉がある。ネイマールは「サッカーに懸けているんだ。よく言われるよ『ネイマールは芸能人だ、アスリートじゃない』と小さいころから言われていたよ。他の子とは違う人生を既に歩んでいた。貧乏だったし、練習の虫だった。後悔はない。芸能人は嫌いだよ、アスリートでいたい」と明言している。

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『ネイマール: パーフェクト・カオス』

世界中で愛されているがゆえに、厳しい批判にさらされることも多いネイマールが、優れたサッカー選手としてのキャリアと私生活の浮き沈みを語る。

制作年: 2022