ネイマール、苦しんだバルセロナ加入当時 好転のきっかけはメッシの励ましだった

ネイマール、苦しんだバルセロナ加入当時 好転のきっかけはメッシの励ましだった
『ネイマール: パーフェクト・カオス』

Netflixドキュメンタリー『ネイマール: パーフェクト・カオス』では、ブラジル代表のネイマールが過去出場したW杯をはじめとするこれまでの歩みを振り返っている。スペインのバルセロナFCへの移籍に関しては、当時の喜びや難しさ、そしてメッシから受けたサポートを語っている。

ネイマールは「ゲームで見ていた世界だ。プレイステーションの中だと思った。彼らとプレーするなんて信じられなかった」と加入当時の喜びを表現する一方で、ブラジルからスペインへとプレー環境が変わり、当初は「バルセロナのスタイルは難しい。プレーするサッカーも戦術も全然違う。選手たちの次元も違う。正直ビビったよ」と戸惑いもあったという。

鳴り物入りでバルセロナに加入しても序盤は思うようにプレーできず、アスレティック・ビルバオとの試合では、「更衣室のトイレで泣いていた」とネイマールは明かす。そこへ声をかけてきたのが、チームの中心選手であるアルゼンチン代表のリオネル・メッシだった。メッシはその時のネイマールの様子を「更衣室に入って来て早々、うなだれていた。それから急に泣き出したんだ」と話す。

ネイマールは、なぜ泣くのか尋ねるメッシに「下手なスペイン語で、『自分らしくプレーできない』」と釈明した。するとメッシはネイマールに対して「『心配ない、僕がいる。頑張れ』と励ましてくれた」という。メッシは「何も教えていない。彼自身が期待通りの成長をした」と謙遜するが、ネイマールは「それからは絶好調に。体がとても軽くなった」と、尊敬するチームメイトの励ましも受けて上り調子になっていったようだ。

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

『ネイマール: パーフェクト・カオス』

世界中で愛されているがゆえに、厳しい批判にさらされることも多いネイマールが、優れたサッカー選手としてのキャリアと私生活の浮き沈みを語る。

制作年: 2022