【追悼キム・ジョンギ】“世界一巧い”天才イラストレーター DCやマーベルからも追悼の声続々

【追悼キム・ジョンギ】“世界一巧い”天才イラストレーター DCやマーベルからも追悼の声続々

“世界一絵が巧いイラストレーター”として知られる、韓国人アーティストのキム・ジョンギが3日、亡くなった。47歳だった。

発表によると、ジョンギは展示会のためにパリで滞在したのち、ニューヨーク・コミコンに参加するために訪れた空港で胸の痛みを訴えた後、近くの病院に搬送されたものの亡くなったという。

ライブドローイングで知られるジョンギは、下書きは一切せず、なにかを見ながらでもなく、非常に緻密な絵を描き、また完全再現することもできるという、圧倒的な画力の持ち主だった。
「東京コミコン 2017」では、CS映画専門チャンネル ムービープラスのブースでのライブドローイングやサイン会のため来日。大きな紙への圧巻のライブドローイングを披露し、来場者を驚かせた。また、同イベントで漫画家の内藤泰弘と対談を実施した。

DCコミック&マーベル・コミックが追悼

ジョンギは生前、DCコミックやマーベル・コミックの表紙も手がけた。DCコミックの共同発行人兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーをつとめるジム・リーは、ジョンギを「絶対的な偉人の一人」と称え、DCシリーズの表紙デザインのみならず同社のワークショップに参加していたジョンギを偲んだ。「キム・ジョンギは本当に驚異的な才能の持ち主で、そのペンとブラシの魔術は世界中の何百万人ものファンを魅了し、インスピレーションを与えました。彼は素晴らしい漫画を描きましたが、私が最も感動したのは彼の人生、旅行、夢についてのライブドローイングと彼のスケッチブックでした。」と追悼している。

マーベル・コミックの編集長であるC.B.セブルスキー「彼のような人はいなかった。私たちに多くのことを残してくれ、やっと筆を置くことができますね。ありがとう、ジョンギ。」と偲んだ。

コミック界に大きく貢献したキム・ジョンギ。ご冥福を心よりお祈りしたい。

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