アカデミー賞授賞式の司会者がウクライナ大統領の出演を画策!? アカデミー賞主催者側はノーコメント

アカデミー賞授賞式の司会者がウクライナ大統領の出演を画策!? アカデミー賞主催者側はノーコメント
Tinseltown / Alexandros Michailidis / Shutterstock.com

日本時間2022年3月28日に開催される第94回アカデミー賞の司会をつとめるエイミー・シューマーが、ウクライナのゼレンスキー大統領をアカデミー賞に出演させるべく画策(!?)していることがわかった。

世界最高峰の映画の祭典、第94回アカデミー賞まで1週間を切った。今年度の最多ノミネートは、さまざまな映画祭で作品賞を受賞しているジェーン・カンピオン監督の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。それに次ぐSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』は、作品賞、視覚効果賞をはじめ10部門ノミネート。スティーヴン・スピルバーグ監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』は作品賞、監督賞を含む7部門にノミネートされている。日本からは、濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が、作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞でノミネートされ、受賞の行方に注目が集まっている。

全世界の注目を集めるアカデミー賞は演説する絶好のチャンス!?

レジーナ・ホールワンダ・サイクスと同授賞式で司会をつとめるシューマーはアメリカでコメディアンとして人気を博し、現在は『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(2018年)などに出演する女優としても活躍している。シューマーはトーク番組「ドリュー・バリモア・ショー」で、ゼレンスキー大統領を同授賞式に出演させるために画策していることを明かした。

シューマーは「“今夜は息抜きする時なのだからみんなに忘れてもらおう、私たちはこの一晩を楽しく過ごしたいだけ”というような、ある意味でのプレッシャーは確かにあると思う。でも、みんながこの番組に目と耳を向けているとも言えるのよね。私は、授賞式が声を上げる絶好の機会だと思う。アカデミー賞は注目を集めるから、ゼレンスキー大統領が衛星中継できるか、ビデオ出演ができるか、何か方法を見つけたいと思ったの。私はそのことに恐れていないけど、私がアカデミー賞をプロデュースしているわけではないのよね。」と語った。

米ABCと同映画祭を主催する映画芸術科学アカデミーは、この件に関するコメントを発表していない。

同授賞式のプレゼンターは、昨年の受賞者である『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021年)のダニエル・カルーヤ『ファーザー』(2020年)のアンソニー・ホプキンス『ミナリ』(2020年)のユン・ヨジョンに加え、ジョン・トラボルタミラ・クニスナオミ・スコットウェズリー・スナイプスシム・リウユマ・サーマンラミ・マレックリリー・ジェームズルース・E・カータージョン・レグイザモケヴィン・コスナーレディー・ガガロージー・ペレスクリス・ロックゾーイ・クラビッツショーン・メンデスらがつとめる。

ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まってから約1カ月が経とうとしている。ゼレンスキー大統領は23日、日本の国会での演説を予定しており、演説内容に注目が集まっている。

第94回アカデミー賞は日本時間3月28日、米ハリウッドのドルビー・シアターで開催。

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