「梨泰院クラス」イ・ジュヨン主演『野球少女』近日公開記念――世界を席巻した社会派韓国映画3選!

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ライター:ニュース編集部
「梨泰院クラス」イ・ジュヨン主演『野球少女』近日公開記念――世界を席巻した社会派韓国映画3選!
『野球少女』© 2019 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED

「梨泰院クラス」(2020年)のマ・ヒョニ役を演じ、大ブレイクを果たした新世代のスター、イ・ジュヨンが、プロ野球選手を目指す天才野球少女を演じた注目の話題作『野球少女』が、2021年3月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開される。

最高球速134キロの速球を投げ天才野球少女と呼ばれるチュ・スイン(イ・ジュヨン)は、高校卒業を間近に、プロ野球選手を目指して練習を続けている。だが、女子というだけでトライアウト(プロ球団入団審査)も受けられない。母や友人、周りから現実を見つめろと諭されるスインは、自分にも分からない未来を他人に決めつけられたくないと、更にハードな練習を続けている。そんなある日、野球部に新任のコーチが現れ、彼女の運命は大きく変わっていくことになる――。

監督・脚本をつとめたのは、チェ・ユンテ。ジュヨンの他に、「秘密の森」(2017年〜2020年)のイ・ジュニョク、「椿の花咲く頃」(2019年)の ヨム・ヘラン、『エクストリーム・ジョブ』(2019年)のソン・ヨンギュらが出演する。

本作は、2020年3月に行われた第92回アカデミー賞で、外国語映画初の作品賞など4冠の快挙を成し遂げたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』(2019年)からの新しい韓国映画の潮流に乗って、2021年3月5日(金)日本に上陸する。
この機会に、いま一度、全世界で新たな旋風を巻き起こした韓国映画3作品を振り返りたい。

『野球少女』© 2019 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED

『パラサイト 半地下の家族』(2019年)

貧乏一家と裕福な一家が出会ってパラサイトが始まった……。貧富格差、学歴社会、雇用問題など社会に蔓延する数々の問題を、鬼才ポン・ジュノ監督がユーモアとサスペンスを効かせて脚本化、ソン・ガンホら個性的なキャストが織りなす悲喜劇。予測不能な展開の先にたどり着く感情を揺さぶるラストは、世界を熱狂の渦に巻き込んだ。
初披露の場となったカンヌ国際映画祭で最高賞を受け、世界の映画祭、映画賞で受賞を重ね、アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画省の4冠を果たした。

『はちどり』(2018年)

キム・ボラ監督が少女時代の体験基に脚本を執筆、1990年代の韓国を取り巻く空気感を見事に表現した初長編監督。ソウルの団地で暮らす14歳のウニを主人公に、家族や友人との関わりの中で揺れ動く思いを繊細に表現した傑作。韓国で単館規模公開ながら観客動員15万人に迫る大ヒットを記録。一人の少女の青春時代を通して普遍的なテーマを問いかける内容は日本でも多くの観客の感傷に触れ、口コミで話題なった。当時長編初監督ながら、映画専門誌「シネ21」の2019年公開映画ベスト10では『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ第2位に選ばれている。

『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019年)

韓国で発行部数130万部を突破、日本でも大ベストセラーの小説を実写化したドラマ。『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)のチョン・ユミを主演に、キム・ジヨンの半生を追いながら女性がぶつかる数々の困難を描く。監督は初長編監督となるキム・ドヨン。韓国のゴールデングローブ賞と称される第56回百想芸術大賞では新人監督賞を受賞。社会に根深く息づいた性差別を描き、現代社会における夫婦、家族の在り方を問いかける内容は、幅広い年代からさまざまな反響を呼び起こした。

夢をあきらめない強い心、どんなに困難にも立ち向かう勇気、そして、人と人がつながって生まれる元気が大きな共感を呼んで大ヒットを記録した本作。
イ・ジュヨン主演最新作『野球少女』は、2021年3月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

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『野球少女』

球速134キロの腕が買われ、韓国で20年ぶりとなる高校野球の女子選手となり、「天才野球少女」と騒がれたチュ・スイン(イ・ジュヨン)。だが、夢のプロ球団に指名されたのは、スインではなくチームメイトで幼なじみのイ・ジョンホ(クァク・ドンヨン)だった。
仕事で忙しい母親(ヨム・ヘラン)からは、「卒業したらどうするの?」と詰め寄られ、「お父さんみたいにならないで」ときつく言い渡される。父(ソン・ヨンギュ)は宅地建物取引士の資格を取るために勉強しているが、もう何年も“受験生”のままだ。一家の生計もまだ幼い妹の世話も、母が一手に引き受けていた。
 野球以外の道など考えられないスインは、プロチームのトライアウトに申し込むが、受け付けで女子だというだけで相手にされない。親友のハン・バングル(チュ・ヘウン)に相談するが、彼女も自分の夢であるアイドルのオーディションのことで頭がいっぱいだ。野球部のパク監督からも、韓国女子野球連盟に入って趣味として続けるよう諭されてしまう。さらに、スインの投球を見た新コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)からは、「あれが最速か? 女子かどうかは関係ない。お前は実力がない」と断言される。
 150キロを投げてプロに行く、あらためてそう決意したスインは、夜遅くまで手に血を滲ませながら一人で黙々と練習を続ける。そんな彼女を見ているうちに、ジンテは心を動かされ始める。彼もまた独立リーグでプロを目指していたが叶わず、酒に溺れ妻子にも見放されてしまったところを、パク監督に拾われたのだ。
 ジンテはスインを連れて、知り合いのスカウトにトライアウトを受けさせてほしいと頼み込むが、女子が野球選手なんて、「サーカスじゃあるまいし」とバカにされる。帰り道、スインは諦めるどころか、「わたしの未来は誰にも分からない。私でさえ」とジンテに切々と訴えるのだった。
 スインの選手記録を読むジンテに、あるアイディアが閃く。翌日から、ジンテはスインと、これまでと真逆のトレーニングをスタートする。150キロは出せない短所を捨て、「回転数の高い球を投げられる」長所を活かすという作戦だ。目標が定まり、日々鍛錬を重ねるスインをジョンホも応援する。
 野球は諦めなさいと迫る母親からの命令で、スインは母の勤める会社で働き始めるが、夜には練習を続ける。そんなスインに、ようやくチャンスが巡ってきた。例のスカウトが試合で投げるスインを見て、ようやくトライアウトへの参加を許可してくれたのだ。
 ジンテにジョンホ、そして母親が見守る中、スインは夢に向かって、第1球を投げる──。

制作年: 2019
監督:
出演:
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