『007』と『ボーン』新旧スパイ映画の決定的な違いとは!? マット・デイモン、ポール・グリーングラス監督がボンドを語る

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ライター:ニュース編集部
『007』と『ボーン』新旧スパイ映画の決定的な違いとは!? マット・デイモン、ポール・グリーングラス監督がボンドを語る
Piotr Zajac / Shutterstock.com

ジェイムズ・ボンドか、ジェイソン・ボーンか……。ボーン登場当時からボンドと比べられることの多かった2人の新旧スパイ。このたび、『ボーン』シリーズの監督をつとめたポール・グリーングラスと、主演のマット・デイモンが両シリーズについて語ったインタビューが公開された。

過去に、「ジェームズ・ボンドは帝国主義的な右翼だ」と語っていたことのあるグリーングラスは、イギリスの雑誌「エンパイア」の取材に対して『007』シリーズの物語については感銘を受けていることを明かし、ジェイソン・ボーンが『007』シリーズに影響を与えていたと語る。

「(帝国主義的な右翼という表現について)そんなこと言ってたかな? その頃の私は、若くて勇敢だったのかもしれない。はっきり言っておきたいのは、当時の私のボンドに対する感情がどうであれ、その言葉は『007』シリーズに対して表現されたものではないよ。『007』シリーズの製作陣にとって、ボーンの登場は良いことだったと思うし、ジェームズ・ボンドにとってはちょっとした目覚めのきっかけになったと思うよ。その後のボンドの作品は素晴らしいものだったし、フェアプレーだと感じた。私を黙らせることができたんだからね(笑)」

なにかと比べられてしまうことの多いボンドとボーンだが、性格に違いがあることを過去にグリーングラスは語っている。

「ジェームズ・ボンドとジェイソン・ボーンには大きな違いがあると思う。ジェームズ・ボンドはシークレット・エージェントでいることに喜びを感じして、人を殺すことにためらいがない。彼はミソジニーで古風な帝国主義者。でも、ジェイソン・ボーンは逃亡中のアウトサイダーで、スパイというより、私たちに近い存在として敵と戦っている。そこが大きな違いで、それがボーンが好きな理由だよ。」

また、ジェイソン・ボーンを演じたマット・デイモンは、カルチャー雑誌「GQ」のインタビューで、その当時ボーンの方がキャラクターとして好きであることを語っている。

「僕はボンドよりボーンの方が好きなんだ。ボーンは現代的な価値観を持っていて、ボンドは1960年代の価値観を持っている。ダニエルが演じたボーンは現代版にアップグレードしていたけど、ボンドはもともとミソジニーで、そんなこと気にもかけないし、マティーニを飲むことや人殺しをすることが好きなんだ。一方、ジェイソン・ボーンは一途で、自分がしたことに苛まれ、他人に共感したり、思いやりを感じることができる。“ボーンかボンドか”という戦いでは、僕にとってはボーンの勝ちだね。」

『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002年)の大反響を受けて、『007』シリーズはついに終焉を迎えるのではないかと多くの人が予想していた。しかし『ボーン』シリーズのような作品の人気が高まったことで、ダニエル・クレイグによる新しいボンド像が浸透し、一度は廃れてしまった伝説のスパイを復活させることができたとのこと。

長い歴史を持ちながらも、時代に合わせて柔軟に変化する『007』シリーズ、そしてスパイ映画に新しい風を吹き込んだ『ボーン』シリーズ。両者が触発しあって新しい作品が生まれ続けていることは間違いない。
折しもダニエル・クレイグは最新作での引退を表明している。2020年11月20日(金)公開の最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、どんな素晴らしい物語が観られるだろうか。今後に期待が高まる!
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『007』シリーズはCS映画専門チャンネル ムービープラスで2020年6月ほか放送

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