故ダイアナ元妃の弟、第9代スペンサー伯爵チャールズ・スペンサー氏が9月22日、回想録「Swan Song: Diana, My Sister」を出版した。
その内容をめぐり、英王室との間で激しい応酬が起きている。AP通信などが報じた。
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ダイアナの葬儀をめぐる口論
1997年、ダイアナ元妃はパリの自動車事故で36歳で亡くなった。スペンサー氏は著書で、当時15歳のウィリアム王子と12歳のヘンリー王子に母親の棺の後ろを歩かせる計画をめぐり、当時皇太子だったチャールズ国王と口論になったと書いている。
同氏によれば、皇太子は激高し、「安心しなさい、我々はすぐに彼女のことを忘れる」と言ったという。著書は、国王がダイアナ元妃を軽んじていたとも主張している。
さらに、元妃が婚約中、皇太子がカミラ夫人(現王妃)に腕輪を買ったことを知って結婚を取りやめようとしたが、父親から今さら無理だと言われた、とも記している。
これらはスペンサー氏側の主張であり、裏づけは示されていない。
王室の異例の声明
抜粋が報じられると、バッキンガム宮殿は強い表現の声明を出した。「きょうだいを失った悲しみの痛みは、理性を曇らせ、判断に影響し、記憶を色づけることがある」。王室が個別の本にここまで踏み込むのは珍しい。
スペンサー氏は主張を曲げず、BBCに「彼は激怒しているのか、それとも恥じているのか」と語った。Fox Newsは、国王とウィリアム皇太子が「激怒している」とする専門家の見方を紹介している。
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書評は厳しめ
英テレグラフ紙は5点中2点をつけ、著者の“自尊心の記念碑”だと評した。ロンドンの書店では半額で売られる例もあり、出足は好調とは言えないという。
司会者ピアーズ・モーガン氏は、自身に関する記述が虚偽だとして法的措置を示唆。スペンサー氏は事実関係の誤り1点について謝罪したが、モーガン氏は訴える構えを崩していない。
トム・クルーズとキャサリン妃
同じFox Newsのニュースレターは、対照的な話題も伝えた。9月22日、ロンドンで開かれたトム・クルーズ主演の新作『DIGGER/ディガー』のワールドプレミアに、ウィリアム皇太子夫妻が出席。クルーズはキャサリン妃を称賛したといい、専門家は「醜聞と無縁な彼女の評価を示す出来事だ」と解説している。
ヘンリー王子夫妻は、子どもの通う英国の学校にパパラッチが現れたことを「極めて無謀」と批判。ダイアナ元妃の死から29年。カメラと王室の緊張関係は、今も続いている。
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※2026年10月8日時点の報道に基づきます。