金城武7年ぶりの主演映画『風林火山』が、12月11日(金)より公開される。このたび、主演・金城武の場面写真4点が解禁となった。
香港の裏社会を描くクライムアクション超大作
ディストピアと化したネオン輝く銀世界の香港で、武装集団による大殺戮とビル爆破事件が発生。その事件で、ある富豪が犠牲となったことをきっかけに、麻薬組織と警察の特殊部隊との抗争が勃発する——。2025年のカンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門でのワールドプレミアを皮切りに、世界を熱狂の渦に巻き込んだクライムアクション超大作がついに日本でも公開を迎える。
主演を務めるのはブレイクのきっかけとなったウォン・カーウァイ作品のリバイバル上映により、日本でも再び注目を集める金城武。実に7年ぶりの主演作で、心の奥底に野望を秘めたミステリアスな主人公を熱演した。そのほかにも、日本で異例の大旋風を巻き起こした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のルイス・クー、『愛人/ラマン』など香港を代表する俳優であるレオン・カーフェイ、香港のアカデミー賞と称される香港電影金像獎で最優秀主演男優賞の最多ノミネート記録を持つラウ・チンワンら、香港で錚々たる地位を確立する名優たちが集結。
メガホンをとるのは、歌手や俳優として活躍した後、Jホラーの旗手・清水崇監督のプロデュース作『キョンシー』で映画監督デビューを果たしたジュノ・マック。さらに音楽には坂本龍一が名を連ねる絢爛ぶり。坂本は本作の音楽で「第44回香港電影金像獎」最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞している。構想10年、撮影142日間という従来の香港犯罪映画の常識とスケールを打ち破る衝撃の一作が完成した。
『風林火山』©2025 SONS COMPANY LTD.
金城が演じるのは、表向きは健全な商社として、裏では香港の麻薬取引を牛耳る一族の末息子である李霧童。ある雪の日に起きた爆破事件に巻き込まれた父が他界。兄は警察に追われ逃亡中のため霧童が実質の後継者となり、裏稼業から足を洗おうと目論むが、一族に忠誠を誓う側近たちや思惑を抱える権力者たちがそれぞれ主導権を握ろうと画策し、激しい抗争が幕を開ける。
金城は、主人公でありながら悪役でもある霧童というキャラクターの魅力について「僕は、悪人にもそれぞれの物語があると思っています。どの角度から物事を見るかということが大事です。確かに霧童は悪役ですが、香港の麻薬密売を支配する一族に生まれたことは彼の選択ではありません。彼は麻薬が大嫌いで、商売を続けることに辟易している。彼は彼の信念を胸に、一族を変えようと努力しています。でも同時にその世界の人間でもありますから、彼は自身の手は汚さずに、人をうまく利用して手を下す知恵を持っている賢い男なのです。その矛盾こそが、僕には魅力的に映りました」とコメントしている。
『風林火山』©2025 SONS COMPANY LTD.
また撮影では言語に苦労したようで「霧童は外国語も操ってビジネスをします。今回、イタリア語とスペイン語が出てきますがそれは僕にとって魅力の一つであり、最大の難関でもありました。撮影に入るかなり早い段階からイタリア語とスペイン語のセリフを先にもらって丸暗記して覚えました。実は広東語もあまり得意ではなかったので、そのセリフも丸暗記しました。単語を一つずつインターネットで意味を調べて覚え、その後に言語の先生に発音を教えてもらいました。僕の役に馴染む発音や速度を研究しました」と述懐している。
昔と変わらない端正なルックスに、渋みが増し、本作で新たなファンも獲得しそうな金城武。7年ぶりの主演映画で魅力たっぷりに演じた苦悩する悪役主人公の姿を劇場で目撃してほしい。
『風林火山』©2025 SONS COMPANY LTD.
『風林火山』は12月11日(金)より全国ロードショー