批評家の点数と、映画館の行列は別物だ。その当たり前を、この映画が思い出させてくれた。
アン・ハサウェイとダコタ・ジョンソンが共演する『ヴェリティ/真実』が10月2日からの週末、北米で3260万ドルを稼いで首位に立った。Boxoffice Proによると、3510スクリーンで1館平均9293ドル。海外70市場の3000万ドルを合わせ、世界では6260万ドルの滑り出しだ。英国、ドイツ、ブラジル、オーストラリアなど30市場で1位を取った。
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『ヴェリティ/真実』の本国評価
しかし本国での評判は、批評サイトの支持率33%、観客の出口調査もC+。決して高評価とは言えない。それでも週末のTOP興収という事実は揺るがない。
この乖離はなぜ起こったのか? 理由は原作者にある。
原作の読者が動いた
原作はヤングアダルト~ロマンス小説家コリーン・フーヴァー。『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』(2024年)の原作者として知られ、SNSの読書コミュニティから火がついた作家だ。
『ヴェリティ』もチケット購入者の78%が女性で、いちばん多かったのは25歳から34歳。本を読んで結末を知っている人たちが、友人を連れて確かめに来たというわけだ。
映画が先にあって本が売れる時代から、本が先にあって映画館が埋まる時代へ。この流れは、もう一過性ではない。
ダコタ・ジョンソン、フル稼働の1週間
共演のダコタ・ジョンソンは、公開翌日に『サタデー・ナイト・ライブ』の司会を務め、サプライズ登場の親友テイラー・スウィフトと並んで笑いを掴んだ。興収1位と土曜夜の主役を同じ週末にさらったことになる。
そしてハサウェイは今年、『プラダを着た悪魔2』も大ヒットさせている。次回作は、あのトム・クルーズと組む『デイズ・オブ・サンダー』の続編だという。同じ週末に明暗を分けた2人が、次は並んで走る。
日本公開は11月6日。女性たちが劇場に走った衝撃の物語を、ぜひスクリーンで確かめたいところだ。
※2026年10月8日時点の報道に基づきます。