2008年にフランス・カナダで制作・公開され、日本では2009年に劇場公開された伝説の映画『マーターズ』が、4Kデジタルリマスターとして8月14日(金)より世界最速公開される。このたび、著名人からのコメント・イラストも続々到着
あなたは映画史の“証人”となる
2009年の日本公開当時は『ホステル』(05)、『ソウ』シリーズ(04~)をはじめとした、凄惨な暴力描写を売りにした作品群の一作とみなされ、その過激な描写が賛否両論を呼び起こしたものの、即物的なだけではない物語の奥行き、予測を裏切り続ける怒濤の展開、つくりこまれた美しい構図や計算された画面構成、そして結末を見届けた観客たちが哲学的な考察を展開したことも相まって大きな話題となり、熱狂的なファンを獲得。当時スクリーンで鑑賞した観客たちに忘れることのできない凄まじい衝撃を与えたものの、以降パッケージや配信での鑑賞機会も限られ、伝説の作品として語り継がれてきた。そして今回、4Kデジタルリマスター処理を施され美しく蘇った『マーターズ 4Kデジタルリマスター』が世界最速で日本で公開される。
先日開催した「OSOREZONEセレクション・オールナイト上映」で世界“超”最速上映を果たした本作。SNS上では「3作品とも観たことがなかったので 映画館で観れる最高の体験ができて脳が大喜び!」「『マーターズ』が大きいスクリーンで観られて最高!」といった熱い感想や無事生還証をゲットした報告であふれ、先行販売した『マーターズ 4Kデジタルリマスター』のパンフレット・ポスター・Tシャツも大好評。「パンフレットかっこいい!楽しみ!」や「Tシャツが格好良すぎて声が出た!」といったコメントがあふれ、公開に向け盛り上がりをみせている。
<コメント>
小島秀夫(ゲームクリエイター)
リメイク版ではなく、オリジナルを4K上映する時代が来るとは?!
拷問の映画ではない。映画の”拷問“だ。
その”向こう“に何が見えるのか?手放しでおすすめは出来ない。
だが”向こう側“を覗いてみたい勇気のある方はどうぞ。
小林真里(映画評論家/映画監督)
人生の痛みと孤独をエクストリームに重層的に表現した21世紀最大の
問題作『マーターズ』は、ジャンル映画の限界と可能性を推し進めた。
知的で哲学的でウルトラバイオレントなホラーだが、
実は繊細で美しく深遠。
この衝撃は20年近く経った今もまったく色褪せることがない。
末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)
その過激さと容赦の無さで、ゴア描写が売りであるフレンチ・エクストリーム・ホラーの息の根を止めてしまった最凶作が、4K デジタルリマスターで蘇る。観て後悔、観なくて後悔とは、本作にこそ似合う惹句であろう。
映画史を『マーターズ』の”前”と”後”で考察するのも面白い。それ位に決定的作品でもある、という罪作り。
そういう僕も本作の狂気にずっと囚われ続けている、そう、あの家の地下の彼女たちのように。
豊島圭介(映画監督『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』『#真相をお話しします』)
待っているのは超絶展開。
いつの間にか想像の及ばない地平に誘(いざな)ってくれる。
それだけはやめて!のオンパレード。
ただ描く手つきはヨーロピアンで上品。映画に真摯に向き合っている。
だから、余計タチが悪い。必見です。
永野(お笑い芸人)
不快の果てには何があるのか…君は観たくないか?…という名目でただただ性癖を見せられてるような映画体験だった!
鑑賞後、この映画を観ない人生はやっぱり違うなと思えた。
穏やかな世界の裏側で今日もあの娘が泣いている!あの娘が狂っている!度肝を抜かれた!!
野水伊織(映画感想屋声優)
初めて観た日、地獄のようなクライマックスに光を見て、号泣したのをよく覚えている。理不尽で残酷で痛々しい物語であることは疑いようがない。
だが主題は暴力ではない。ロジェの世界はいつだって、
この不条理な現実に抗う弱者の姿を煌々と照らし出す。
これほどまでに命の極限を美しく描いた作品をスクリーンで観られる機会は、そうそうないだろう。
ゆいちむと映画(映画系インフルエンサー)
映画の持つ自由な想像力と、思考実験的な残酷さが結実した本作は、今なお映画史上屈指のトラウマです。
一般的なホラー映画とは一線を画す、倫理を顧みない恐怖と精神的苦痛が、観る者を深淵へと誘う——。
私はまだ、この映画の後遺症から抜け出せずにいます。
イラストレーター・即席出口入口による描き下ろしイラストも到着。即席出口入口イラストには、作中の印象的な“目”とアンナとリュシーの幼き頃の姿が捉えられ、二人だけの切なくも美しい瞬間が表現されている。即席出口入口は「人の気持ちや経験していることは、どれほど思いを寄せても本当の意味では分かることができないのだということが改めて苦しく悲しく、痛いことだと思った。二人は救われたのかなと考えると涙が止まらなかった」と本作へつづっている。
『マーターズ 4Kデジタルリマスター』は8月14日(金)よりシネマート新宿ほかにて全国公開