京極夏彦の小説「死ねばいいのに」(講談社文庫)を原作に、金井純一監督が映画化。俳優・奈緒が主演を務める映画『死ねばいいのに』が、7月3日(金)より公開される。このたび、映子(奈緒)と亜佐美(伊東蒼)の関係を紐解く本編映像と亜佐美の姿をとらえた場面写真が解禁となった。
衝撃のタイトル、その真意とは?
確かな演技力で観客を魅了し続ける奈緒が主人公・渡来映子を演じ、映子がその存在を探し回る亜佐美役には伊東蒼。亜佐美の生前の関係者に前原滉、髙橋ひかる、草川拓弥、田畑智子、平原テツら実力派キャストが集結した本作。現代を舞台に描かれた、京極夏彦による異色のミステリー小説が、待望の映画化を果たす。そのタイトルは——『死ねばいいのに』。
主演を務めるのは、多彩なジャンルで活躍し、確かな演技力で観客を魅了し続ける奈緒。本作では“亜佐美”について尋ね歩く、謎めいた人物・渡来映子を演じる。従来のイメージを覆す、アウトローな雰囲気を漂わせた役柄で新境地を開拓。監督は金井純一。映画『マイ・ダディ』に続き、奈緒とタッグを組んだ。脚本は、映画『桐島、部活やめるってよ』で「第36回日本アカデミー賞」優秀脚本賞を受賞し、舞台から映像作品まで幅広く脚本・演出を手掛ける喜安浩平が務める。
今回解禁されたのは、映子と亜佐美が出会うシーン。夜道で男に絡まれる亜佐美を偶然見かける映子。「無視してもよかったけど…」と言いつつも亜佐美と目が合ったことで、映子は男に近づき、そして傘を振り上げる——。
亜佐美の死の真相を執拗に聞き回るも、「友だちではない」と言い放つ映子の彼女に対する執着はどのようにして生まれたのだろうか。そして、生前の亜佐美の様子から、彼女がどういった人物だったのか、その輪郭を垣間見ることができる。亜佐美自身から漂う空気感は、自ら危うさを呼び寄せている様子があり、俳優・伊東蒼が持つ表現力の幅と凄みを感じることができるだろう。
場面写真では髪の毛を掴まれている亜佐美の姿が捉えられている。髪を掴むその腕にはタトゥーが彫られていて、亜佐美は抵抗することなくどこか諦めたように受け入れるような表情で相手を見上げている。また、チラシ裏面にも使用されている、夜の屋上で笑顔を向ける亜佐美の表情は、優しく微笑みかけているようにも、愁いを帯びているようにも、どこか諦観しているようにも見え、語る者によって印象の異なる彼女の多面性を感じられる。
“友だちではない”映子は、なぜそこまで亜佐美のことを知ろうとするのか。映子が口にする「死ねばいいのに」という言葉は、誰に向けられたものなのか——。断片的に浮かび上がる証言と交錯する感情。真実に近づくたびに、私たちの足場は静かに、しかし確かに揺らいでいく。
©︎京極夏彦/2026映画「死ねばいいのに」製作委員会
『死ねばいいのに』は7月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開