いま「吸血鬼」がアツい!その恐ろしいルーツを堪能するための“古典ヴァンパイア映画”2作がTV放送

いま「吸血鬼」がアツい!その恐ろしいルーツを堪能するための“古典ヴァンパイア映画”2作がTV放送
『吸血鬼ドラキュラ』 © 1957 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
『吸血鬼』 © Turner Entertainment Co.

なぜいま「吸血鬼」なのか?

最近、エンタメ界で「吸血鬼(ヴァンパイア)」をテーマにしたコンテンツがにわかに注目を集めている。たとえば、美しき吸血鬼を演じるキャストの熱演やスリリングな展開が大きな話題を呼んでいる連続ドラマ『憧れの作家は人間じゃありませんでした』(プライムビデオで独占配信中)は、ご存知の人も多いだろう。

ほかにも、人気コミックの連載10周年を記念して開催された「吸血鬼すぐ死ぬ展」をはじめ、「ババンババンバンバンパイア」の実写映画化や、「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」のアニメ化、少し前にもNetflixアニメ『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』が幅広く話題を集めるなど、シリアスなサスペンスからクスッと笑えるコメディ、さらにはゲームにいたるまで、多種多様な吸血鬼たちがエンタメユーザーを魅了している。

しかし、こうした現代の吸血鬼コンテンツのルーツを探るなら、映画の歴史に燦然と輝く「古典的名作」も押さえておきたいところ。ということで今回は、TV放送される“吸血鬼映画”を2作ご紹介。どちらもCS映画専門チャンネル ムービープラスで放送されるので、“クラシック”だからこその魅力を存分に堪能しよう。

『吸血鬼ドラキュラ』 © 1957 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『吸血鬼ドラキュラ』(1957年)

吸血鬼映画の金字塔! 新たなドラキュラ像を確立

人間の生血を啜り、何世紀も生き続けているドラキュラ伯爵。その正体を探るため、司書として伯爵邸に潜り込んだジョナサンが遺体で発見された。遺された日記から伯爵の正体を確信したヘルシング医師は、ジョナサンの婚約者ルーシーを訪ねる。だが、病床に臥せる彼女の首筋には咬まれた跡があり……。

『吸血鬼ドラキュラ』 © 1957 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

英国人作家ブラム・ストーカーの怪奇小説を、モンスター映画の名門ハマー・フィルム・プロダクションが映画化。主演を務めたクリストファー・リーの圧倒的な存在感、気品、そして冷酷さは、それまでのドラキュラ像を一新し、世界中に「ドラキュラ」の強烈なイメージを植え付けた。のちの吸血鬼作品に多大な影響を与え、映画の歴史を語る上で絶対に外せない、まさに吸血鬼映画の金字塔だ。

『吸血鬼』(1967年)

ロマン・ポランスキーによる毒っけ満載のホラー・コメディ

吸血鬼退治の旅をしているアブロンシウス教授と助手のアルフレッドは、トランシルバニア地方の宿屋に怪しい雰囲気を感じとる。宿泊して吸血鬼を探すうちに、アルフレッドは宿屋の美しい娘サラに一目惚れ。彼女が風呂に入っている姿を覗いていると、突然、赤マントの老紳士が彼女を連れ去って……。

『吸血鬼』 © Turner Entertainment Co.

のちに数々の名作を世に送り出すロマン・ポランスキーが、監督・脚本のみならず、自ら主人公の助手役として出演もした異色のホラー・コメディ。吸血鬼をテーマにしながらも、おどろおどろしい恐怖だけでなく、教授と助手の凸凹コンビが繰り広げる吸血鬼退治をポランスキーらしいシニカルで毒のある笑いを交えてユーモラスに描いている。美しい雪景色の映像美や、この2年後に悲劇的な事件で命を落とすことになるシャロン・テートの可憐な魅力も見どころ。

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