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短篇アニメーション映画『しらぬひ』主人公の少年・湊の声はあのに決定!「少年の声を吹き込むのは初めてて挑戦的でした」

短篇アニメーション映画『しらぬひ』主人公の少年・湊の声はあのに決定!「少年の声を吹き込むのは初めてて挑戦的でした」
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©2026 片野坂 亮/しらぬひ製作委員会

『君の名は。』『すずめの戸締まり』など、社会現象化する大ヒット作を生み出し、国内外から熱い注目を浴びているアニメーションスタジオ「コミックス・ウェーブ・フィルム」の最新作となる短篇アニメーション映画『しらぬひ』が、8月21日(金)より公開される。

このたび、2020年より“ano”名義でソロアーティストとして音楽活動を始め、個性溢れるキャラクターで若い世代の女性を中心に絶大な人気を集めるあのが、主人公となる10才の少年・湊の声優を務めることが発表された。音楽活動に加え、タレント、女優、声優、モデルと、多岐にわたる才能を魅せ続けるあのが、また新たな表現力で本作に命を吹き込む。

「コミックス・ウェーブ・フィルム」待望の最新作

監督は、商業アニメーション映画初挑戦となる新鋭、片野坂 亮。スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた手腕がコミックス・ウェーブ・フィルムに認められ、異例の大抜擢となった新たな才能だ。同スタジオが培ってきた繊細な映像表現と、片野坂監督の鋭利な感性が交差し、美しさの奥に残酷さが潜む物語が誕生した。

物語の舞台は1996年、夏の終わり。熊本の海辺の町で暮らす10才の少年・湊は、酒に溺れる父とふたりきりで、息をひそめるように生きていた。 湊の唯一の心の拠り所は、弁天島に現れる少女の神さま“べんちゃん”。 彼女と過ごすひとときだけが、湊にとって自分を取り戻せる時間だった。しかし一時保護されることが決まり、べんちゃんとの別れの時が迫る。 湊は、ひとつだけ願いを叶えてくれるという、海に浮かぶ不思議な光<しらぬひ>に祈りを捧げるが、 父への憎しみが募るにつれ、その“祈り”は取り返しのつかない“呪い”へと姿を変えていく。 喪失と赦しの果てに、湊が辿り着く「ほんとうの願い」とは——。愛を求めるがゆえにすれ違い、憎しみに呑まれていく少年。その奥底で消え入りそうな心をそっと抱きしめる、愛の物語。

©2026 片野坂 亮/しらぬひ製作委員会

あのが演じる主人公の湊は、幼少期に母が出ていってしまって以降、酒に溺れた父と二人きりで暮らしているが、その家は床にゴミが散乱し、流し台には汚れた食器がうずたかく積まれている。湊の唯一の心の拠り所は、海辺の祠に宿る少女の神様・べんちゃんと過ごす時間。彼女だけが、湊が本心を話せる存在だったが、夏の終わりには湊は一時保護されることが決まっており、べんちゃんとの別れの時間も迫ってきていた。

浅野いにおの人気漫画を前後編2章立てで劇場アニメ化した映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』で主演声優と主題歌を担当し、実写映画版『推しの子』でもMEMちょ役で見事な演技を見せたあのが、愛を求める一方で、次第に父への憎しみを募らせ、禍々しい感情に呑まれていってしまう少年の心情や、叫び出したくなる衝動を表現する。

あの
©2026 片野坂 亮/しらぬひ製作委員会

湊の唯一の友である少女の神様・べんちゃんには、花澤香菜。また、湊の父親・マサルは、三木眞一郎が担当する。酒に溺れ、家を出ていった妻への思いをこじらせたまま、湊と向き合うことができず、少年の心に深い影を落としていく。

予告編では、声優陣によりキャラクターに命が吹き込まれ、映像美と心揺さぶる物語が胸を突き刺す。作曲家・編曲家の梅林太郎が手掛けた神秘的な音楽と共に、海辺に立つ母親と幼少期の湊。「お母さんね、くじらになってみたいの。湊だったら何をお願いする?」と幼い湊に語り掛ける母親の表情は見えないが、湊はまっすぐに母を見上げ、母の耳元ではくじらのピアスがきらりと光っている。しかし、10才になった湊と父親が住む家はゴミだらけで、母の気配はなく、ハエが飛び、荒れ果てた生活の様子が映し出される。

そんな湊が唯一何でも話せるのが、海辺の祠に宿る少女の神様・べんちゃんだ。湊とべんちゃんが見つめる海の彼方には、幻想的に揺らめく光<不知火(しらぬひ)>が灯っている。「母ちゃんがさ、神様の光だって言ってた。本当かな?」とつぶやく湊に対し、べんちゃんは優しく穏やかな声で、「お願いを叶えてくれるよ。湊の心の奥の、本当の気持ちなら」と答える。

場面は一転して酒に溺れた父・マサルが、悪態とともに湊が大切にしている母のピアスを何度も踏みつけ粉々に砕いてしまう。母の思い出を踏みにじられた湊の悲しみは、やがて父への深い憎しみへと姿を変えていく——。

初解禁された青葉市子による主題歌「しらぬひ」の優しい歌声には、「湊の願いが命を消すことなら、お供え物も命だよ。」というべんちゃんの声と、お供え物とみられる魚や蛙、湊の追い詰められたような表情、その震える手が少年の背中に伸びる不穏な様子が重ねられる。“その祈りは、呪いにかわる—”というテロップののちに映し出されるのは、「お前が全部、ぶっ壊した。消えろーーー!」と心の底から絶叫をする湊と、彼を包み込む、しらぬひと思われるまばゆい光——。

果たして、湊が願った“ほんとうの願い”とは何なのか?コミックス・ウェーブ・フィルムが誇る圧巻の叙情表現と、あまりに激しい湊の感情が観客の心を激しく揺さぶったのち、「湊、泣かないで」というべんちゃんの優しい言霊が切なく余韻を残す。青葉市子が書き下ろした歌詞を元に、梅林太郎と制作した主題歌「しらぬひ」の繊細な響きと幻想的な歌声が胸をつく予告編に仕上がっている。

<コメント>

あの(湊役)
主人公、湊役を演じさせていただきました。少年の声を吹き込むのは初めてて挑戦的でしたが、子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く10才の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました。ぜひ劇場でご覧ください。

花澤香菜(べんちゃん役)
不器用に懸命に生きている湊の姿を、ただひとり見守っているべんちゃん。美しい映像とは対照的に、湊の孤独や恨みに胸が痛みます。観ている皆さまにも、べんちゃんと一緒に彼の隣にいてあげてほしいです。場面によって、神々しかったり親しみやすいお姉さんだったり印象が変わるべんちゃんですが、彼女が何者なのかにも注目してみてください!

三木眞一郎(マサル役)
「生き方」ではなく、「生きる」というコトに、向き合わされる作品だと思います。収録現場も緊張感に溢れておりました。多くの方に届くと嬉しいです。

片野坂亮(監督)
はじめまして、監督の片野坂亮です。本作の登場人物たちは、心のどこかで愛を求めながらすれ違い続け、やがて自分でも止められない衝動へとたどり着いていきます。
願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある。痛みを抱えながら、それでも生きようとする彼らの声にならないものを描きたい。キャストの皆さまにはその思いをお伝えし、収録に臨みました。
湊役のあのさんは、湊の胸の奥にある怒りや憎しみ、そしてそこに秘められた優しさを、まっすぐに表現してくださいました。収録を重ねる中で、その声は痛みに立ち向かう湊そのものになっていき、感情を瞬時に声へ乗せていく表現力に何度も驚かされました。
べんちゃん役の花澤香菜さんには、本編では語りきれない背景や、湊に向けている感情についてお伝えしました。友達のような無邪気さ、姉のような距離感、母のような包容力、そして神さまとしての静けさ。そのすべてを、ひとつの存在として丁寧に宿してくださいました。
マサル役の三木眞一郎さんには、セリフの端々から見え隠れする父性を通して、あらためて彼が湊の父であることに気づかせていただきました。決して単純な悪ではなく、弱さや歪みを抱えた一人の人間として、マサルという人物に確かな体温を与えてくださいました。
また、ここにお名前を挙げきれない多くのキャストの皆さま、スタッフの皆さまの支えがあって、『しらぬひ』は形になりました。
この映画が、誰にも言えない気持ちを抱えたまま夜を越えている誰かの心に、少しでも届くことを願っています。

©2026 片野坂 亮/しらぬひ製作委員会

『しらぬひ』は8月21日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

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