• BANGER!!! トップ
  • >
  • 新着ニュース
  • >
  • 「映画へのピュアな愛の証」「まばゆいほどの青春のポートレート」リチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』

「映画へのピュアな愛の証」「まばゆいほどの青春のポートレート」リチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』

「映画へのピュアな愛の証」「まばゆいほどの青春のポートレート」リチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』
『ヌーヴェルヴァーグ』© 2025 ARP - Detour Development LLC

『6才のボクが、大人になるまで。』『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督最新作『(原題)』が、『ヌーヴェルヴァーグ(原題:Nouvelle Vague)』が、が7月10日(金)より公開される。このたび、2バージョンのポスタービジュアルとティザー予告が解禁となった。

傑作『勝手にしやがれ』誕生の舞台裏

本作は、『スクール・オブ・ロック』『6歳のボクが、大人になるまで。』『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』から続く「ビフォア」シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督待望の最新作。1959年、ジャン=リュック・ゴダールと彼の長編デビュー作にして、ヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった『勝手にしやがれ』製作の舞台裏を仏映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いた青春物語。

『ヌーヴェルヴァーグ』© 2025 ARP – Detour Development LLC

学生の頃ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、この企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイターは、本作を『勝手にしやがれ』のスタイルに倣ったアカデミー比率(1:1.37)の白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語。配役も監督作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(16)に出演したゾーイ・ドゥイッチ以外、ほぼ無名のキャスティングで作り上げた。リンクレイターは「観客に‟1959年の若者たちと一緒に映画を作っている感覚”を味わわせるためには既視感のないキャスティングが不可欠だった」と語り、本作の主人公となるジャン=リュック・ゴダール役には写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックを迎えた。

フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドをオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールをマチュー・パンシナほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する映画人たちもほぼ無名の俳優陣が務めた。前出のゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。また、製作には、記者、プロデューサーとしてゴダールと親交があり、『ゴダールのリア王』にも出演した経歴をもつミシェル・アルベルシュタット(ミシェル・ペタン)が参加。プリプロダクションから撮影、編集、台詞(仏訳)に至るまでフランス語ができないリンクレイターを全面的にサポートした。

作品は、2025年カンヌ国際映画祭に正式出品され大きな注目を浴び、手ぐすねを引いて待っていた批評家も多くいる中、熱狂的な歓迎を受け、「“これぞリンクレイター”な映画の新しい形(CinemaTeaser)」「映画へのピュアな愛の証(Libération)」「映画を革命した若者たちを描く、まばゆいほどの青春のポートレート(L’Humanité)」と称えられた。また、ヌーヴェルヴァーグに大きな影響を受けた巨匠のひとり、クエンティン・タランティーノもカンヌの公式上映で本作を2度連続で鑑賞し、大絶賛。友人でもあるリンクレイターを現地で称えた。また、ゴダールが当時在籍していた歴史的な映画雑誌カイエ・デュ・シネマも作品に絶賛をよせ、2025年のベスト映画TOP10にも選出(第8位)。25年の映画賞にも数多くノミネートされ、2026年ゴールデングローブ賞では見事作品賞<ミュージカル・コメディ>にノミネートされた。

『ヌーヴェルヴァーグ』© 2025 ARP – Detour Development LLC

『ヌーヴェルヴァーグ』© 2025 ARP – Detour Development LLC

日本版ビジュアルは、『勝手にしやがれ』の象徴的なシーンを鮮やかにオマージュしたピンクバージョンと、ゴダール、セバーグ、ベルモンドの無垢な共犯関係が眩しいブルーバージョンの2種類。どちらもタイトルロゴの周りには撮影に奮闘するゴダールやカメラマンのラウール・クタールらの姿がちらほら。俳優陣を走らせ、周囲を振り回す奔放なゴダールと、彼と共に時代の荒波を駆け抜けたセバーグ、ベルモンドらの、熱くまばゆい刹那が写し出されている。

デザインを手掛けたのは、数々の名作映画を手掛けるグラフィックデザイナーの大島依提亜氏。コピーの「息切れするほど、自由に。」からは、映画界に革命を起こした若者たちの、瑞々しくも激しい鼓動が伝わってくる。

ティザー予告は、ギヨーム・マルベック演じる当時28歳のゴダールが、パリの女性たちから「本物の天才。……そう自称するわ。」と噂されるシーンから始まる。ゾーイ・ドゥイッチ演じるセバーグから「あなたの映画なんてどうでもいい」と言われても、「その調子だよ」と飄々と去る姿。自由奔放なゴダールは、「新しい波が望みなら、荒波をくれてやる」と言い放ち、これはコケるなと言われても不敵な笑顔を見せる。自称天才?主演女優は愛想を尽かす!?のちにヌーヴェルヴァーグを代表する傑作となった『勝手にしやがれは』は如何にして生まれたのか。まだ何者でもなかった若者たちが、映画と共に駆け抜けた青春の日々がここにある。

『ヌーヴェルヴァーグ』は7月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook