元恋人に「逆セクハラ」からの「ウソ告発」 壮絶な過去を持つ美女優の若熟＆妖艶セクシーサスペンス

若かりしデミ・ムーアの妖艶な魅力が炸裂

名実ともにハリウッドを代表する俳優の一人であるデミ・ムーア。5月16日より公開の主演最新作『サブスタンス』はアカデミー賞を受賞し、その衝撃的な内容に映画ファンの期待値が爆上がりしている話題作だ。

デミ・ムーアは産まれる前に両親が離婚し、母親と共に全米を転々としながら暮らしたという。その母もアルコールに溺れ精神は不安定。10代の頃に性的暴行を受け、高校は中退し、その頃に結婚した夫フレディのムーア姓を今も名乗っている。一時は“ポップコーン女優”と揶揄されたことを受け入れていたそうだが、『サブスタンス』で俳優としての実力を証明し、見事ゴールデングローブ賞で主演女優賞を獲得した。

そんな彼女が30代前半で出演した『ディスクロージャー』（1994年）は、『ジュラシック・パーク』原作者として知られるマイケル・クライトンの同名小説の映画化作品。企業内の権力闘争に巻き込まれる男の姿を描いたサスペンス・ドラマだ。

『ディスクロージャー』© Warner Bros. Entertainment Inc.

どうする!? 元恋人への“セクハラ疑惑”で絶体絶命

ハイテク企業ディジコム社、トム・サンダース（マイケル・ダグラス）は内定していた副社長ポストにかつての恋人メレディス（デミ・ムーア）が就任したことを知る。そして彼女に呼び出され、誘惑される。

唇を奪われ、下半身を愛撫され、思わず欲情するトムであったが、かろうじて理性を取り戻し部屋を出るのだった。「もどって私を抱きなさい！」と呼ぶ彼女を後にして。

ところが事態は思わぬ展開を見せる。彼女はトムにレイプをされそうになった、と訴えたのだ。地位も名誉も家族をも失いかけたトムは、逆に彼女を訴える。だが、このとき彼は気づけなかった。野望渦巻く企業のパワーゲームに巻き込まれ、自らその火蓋を切ってしまったことを――。

『ディスクロージャー』© Warner Bros. Entertainment Inc.