マンモスがピラミッド建造に使役されていた？ハリウッド版「ギャートルズ」なトンデモ原始人類史

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2025.04.26

ライター：#ニュース編集部

マンモスがピラミッド建造に使役されていた？ハリウッド版「ギャートルズ」なトンデモ原始人類史 — 『紀元前1万年』© 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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ハリウッド実写版「ギャートルズ」？

『紀元前1万年』という映画を覚えているだろうか。タイトルそのまま紀元前1万年頃の世界を舞台に、マンモスを狩る新石器時代（？）の人類の姿が描かれる。その頃の日本は縄文時代かと思うが、分かりやすく言えばハリウッド版リアル実写「ギャートルズ」といったところか。

巨大マンモスが大地を揺るがす紀元前。狩猟部族の青年デレーは、幼い頃、村に逃げてきたエバレットと将来を誓い合う仲。ある時、村を正体不明の男たちが襲い、エバレットを含む大勢の人々がさらわれた。３人の仲間と追跡の旅に出たデレーは、困難を乗り越え未知の土地に足を踏み入れるが……。

「破壊王」が描くトンデモ狩猟人類史

監督は“破壊王”の異名を持つローランド・エメリッヒで、2004年の『デイ・アフター・トゥモロー』と2009年の『2012』の間の作品。エメリッヒ自身が「ググって」見つけたアイデアと言うだけあって時代考証はハチャメチャで、砂漠の大ピラミッド建造に駆り出されるマンモスなど、心のMMRが「な、なんだってーー!!」と叫びそうな楽しいビジュアルが満載。とにかくエンタメ重視のトンデモ描写を連発させる。

さらに、鋭い牙を持つサーベルタイガーやほとんど恐竜のような巨鳥、部族間の派閥やシャーマニック要素など、まさに“地球ロマン”あふれる映像が盛りだくさん。とはいえマンモス絶滅前にピラミッド建造は始まっていたなんて説もあるので、一切ありえないと断言することはできない。そもそも主人公たちのセリフが英語という時点で……。