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「2人は決して恋人になれない関係」日本ドラマでも大注目のチュ・ジョンヒョクが語る『ケナは韓国が嫌いで』

「2人は決して恋人になれない関係」日本ドラマでも大注目のチュ・ジョンヒョクが語る『ケナは韓国が嫌いで』
チュ・ジョンヒョク
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チュ・ジョンヒョク『ケナは韓国が嫌いで』インタビュー

「82年生まれ、キム・ジヨン」に続くベストセラー小説を映画化した『ケナは韓国が嫌いで』が、3月7日(金)より全国公開。ソウル郊外の小さな団地で家族と暮らす28歳のケナが、仕事、家族、恋人、故郷を手放し、新たな一歩を踏み出す姿を描く。

片道2時間かかる通勤に単調な仕事、労働者階級の家族や長年交際している恋人の裕福な実家との軋轢……そんな日々にうんざりし生まれ育った韓国に嫌気がさしているケナは一念発起し、“未来ではない今この瞬間の幸せ”を求め、単身ニュージーランドへと移り住む。そこでかけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは自分の居場所を見つけていく――。

『ケナは韓国が嫌いで』© 2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

主人公ケナを演じるのは、まもなく最新作『ミッキー17』の日本公開を控えるポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』(2006年)で天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。そしてケナと同じ時期に韓国へ留学し友人となるジェインを演じたのは、世界中でバイラル的ヒットを果たしたドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の新人弁護士クォン・ミヌ役で一気に知名度を上げたチュ・ジョンヒョクだ。

昨年の百想芸術大賞映画部門の新人演技賞にノミネートされたほか、2025年1月にはTBS系新春ドラマスペシャル『スロウトレイン』(脚本:野木亜希子)にも出演し、松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源らと共演したチュ・ジョンヒョク。日本ドラマデビューを果たし、さらなる注目が期待される旬の俳優が『ケナは韓国が嫌いで』について語るオフィシャルインタビューが到着した。

『ケナは韓国が嫌いで』© 2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「ジェインは自分のセクシュアリティを探している段階」

――本作への出演の決め手を教えて下さい。

私自身、チャン・ゴンジェ監督のファンでしたし、小説も好きでした。また、オーストラリアではなくニュージーランドで撮影すると聞いて、ニュージーランドへの留学経験もあったので、自分が住んでいたところにもう一度行きたいという思いもありましたし、留学生役というものを誰よりも表現することができるのではないかと思い、出演を決めました。

――ニュージーランドでの撮影はいかがでしたか?

留学時代に見た風景や出会った人たち、そして当時抱いていた感情が思い出されました。

『ケナは韓国が嫌いで』© 2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

――海外で暮らすケナやジェインに共感する部分はありましたか?

留学先でアイデンティティと夢を見つけていくジェインは過去の自分と重なり、僕自身の経験をキャラクターに反映させました。ケナの物語では、家族との関係や外国で暮らすことの孤独感といったテーマも描かれますが、そこに深く共感する部分もありました。

ニュージーランド留学時代に出会ったいろんな国の友人たちを思い出し、とくに印象に残っていた友人の髪と同じ色に染め、ビーチサンダルを履くというスタイルを監督に提案したところ、それが採用されました。

『ケナは韓国が嫌いで』© 2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

次ページ:チュ・ジョンヒョクが思う「幸せ」とは?
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『ケナは韓国が嫌いで』

ソウル郊外で両親と妹と共に暮らす28歳のケナ(コ・アソン)。大学を卒業後、金融会社に就職し、片道2時間かけて通勤している。学生時代からの恋人ジミョン(キム・ウギョム)は、「自分が就職したら支える」と言うが、そんなジミョンにケナは苛立ちを隠せない。だが、ケナの母は、裕福な家庭で育ったジミョンとの結婚を待ち望んでいた。一方、ケナが家族と暮らす小さな団地は老朽化が進み、再開発が予定されていたが、母は転居先の家の購入費用もケナに頼ろうとしていた。
ソウルの寒すぎる冬、地獄のような通勤、恋人との不透明な未来、仲は良いけれど息が詰まるような家族との日々ーー。ここでは幸せになれないと思ったケナは、ニュージーランドへの移住を決意する。

監督・脚本:チャン・ゴンジェ『ひと夏のファンタジア』
出演:コ・アソン『グエムル-漢江の怪物-』 チュ・ジョンヒョク「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
キム・ウギョム イ・サンヒ オ・ミンエ パク・スンヒョン

制作年: 2024