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美しすぎるブリジット・フォンダから目が離せない!
秘密工作員となったヒロインの運命を描く『アサシン/暗・殺・者』は、基本設定はオリジナルと同様。原題は「Point of no return」で、この一線を越えたら後戻りはできないぞ、というメッセージが強調されている。しかし主人公を演じるのが当時まだ20代のブリジット・フォンダということで、女性的な魅力をかなり前面に押し出している。1992年の『ルームメイト』で見せつけた美貌は健在で、実際そこが最大のウリでもあったのだろう。
『アサシン/暗・殺・者』© Warner Bros. Entertainment Inc.
ニキータを演じたアンヌ・パリローは、善悪の見境のない無垢な少年的キャラクターが魅力だった。フォンダ演じるマギーはプレーンな薄幸ぶりがすさまじいが、それが後の変身ぶりに寄与してもいる。とはいえ、やはり時折差し込まれるセクシーなシーンに目を奪われるし、それが本作の大きな見所であることは間違いない。
『アサシン/暗・殺・者』© Warner Bros. Entertainment Inc.
「メロドラマ×サスペンス」という構成が明確になった感のある『アサシン/暗・殺・者』。例えば、こってりしたギターサウンドをBGMに繰り広げられる銃撃戦などは、ハリウッドらしいハイカロリーなリメイク術と言えるだろう。また、ハーヴェイ・カイテルや『ツイン・ピークス』の鑑識官アルバート役で知られる故ミゲル・フェラーなども登場し、セクシーシーン以外にも見どころは多い。
『アサシン/暗・殺・者』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2025年2月放送
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